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ローザベルの心の叫び  作者: puku


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4/10

婚約破棄のその後

数日後。


国民に向けても、ローザベルと王太子の婚約解消と、新たにジュリアが婚約者になったと発表された。


国民の反応は様々だ。


はぁ、ようやく王子も結婚か。これから安心だな?多分…

延期を何回も繰り返していたのだから、解消されてももう驚かない。

次の婚約者はどんな人なんだ?

ようやく解消されたんだな。ローザベル様もこれで自由になれる!

年の差婚ってやつか。王子はいつから惚れてたんだろう。

ローザベル様をいつまでも縛っておいて、自分は結婚とか…


当の本人である、殿下は無事に念願のジュリアと婚約できてご満悦のようだ。


そして、隣に座るのは殿下の新しい婚約者で、殿下の長年の想い人であるジュリア。

彼女は、数日かけてようやく事の重大さに気づいたのか、顔色を悪くしている。


ちなみに、ジュリアとの婚約が決まった夜にローザベルは王城を後にし、翌日の朝にはジュリアが王城に上がっていたそうだ。


私も中々の巻き込まれようだが、ジュリアはジュリアで国の二番目に偉い人から知らぬ間に、一方的に好意を持たれるとか、怖すぎである。ご苦労様です。


私は心優しい人間じゃないから、わざわざジュリアを助けにいこうとは思わない。

まぁ、運の尽きだと思って殿下に付き合ってくれ。

王妃教育はちょっと、いや、かなりきついかも知れないが…

私はとっとと王城から距離を置かせてもらう。


さぁ、家族とも軽い挨拶はできたし、とっとと荷物をまとめて領地へ引っ込みましょうか。

どうせ、結婚相手もいないし、最近働き詰めだったから、しばらくゆっくりしても罰は当たらないでしょう!

お父様達も婚約させた事を後悔されて、私の意思を尊重してくれるらしいし。


-----


それから二ヶ月後。

私は領地に行き、のんびりスローライフを送っている。


朝はゆっくり起きて、好きな本を読んだり、お散歩したり、外に出て領民と交流したり。


久しぶりの穏やかな時間で、心が浄化されているのが分かる。


多くの人が出世のために醜い足の引っ張り合いをして、恥をかかせたり、そんな殺伐とした王城の空気とは全然違うわ!!


ただ、なんとなく心に穴が空いたよう。

多分、最近刺激がないから、何か無意識なうちに刺激を欲しているのだわ!


穏やかな朝、時間も好きだけれど長年の習慣は中々変えられないわね。


そうねぇ、領地に誰でも学べる学び舎みたいなのを作りましょうか。

そしたら、刺激になるし、領民の為にもなるし、一石二鳥よね!


そんなことを考えていた夜。

1羽の鳥が私の元へやってきた。


「あら?ようこそ鳥さん。」


ローザベルは、窓を開け自分の前にやってきた鳥をなでる。

うーん!癒される!!


だが、しばらくすると鳥は私の手をつつきだす。


「何か付いてるわね。これに気づいて欲しかったのかしら?」


すると鳥はコクコクと首を振る。


それを取ると、手紙が入ってあった。


「これを届けてくれたのね。ありがとう。」


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