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7-7 残務と、警護依頼と


救出された冒険者たちと、


拘束されていたギルド職員の保護は完了した。


ほどなくして王都からギルドの増援が到着する。


アジト内部の調査は引き継がれた。


発見されたアジトは、

これまでのものより規模が大きかった。


残された資料も多い。


ギルドは大規模な調査を開始することを決定する。


バルキリーたちは現地調査を任せ、

鉱山の町へ戻った。


――


宿に戻るなり

すぐに風呂へ向かうバルキリー


今回も時間をずらし、食堂で待つ事にする


するとまた、男たちが食堂に入ってくる


「なんだよ、あいつら帰ったんじゃねーのか」


「このまま居続けるんじゃ…」


「やめてくれよ」


「おれらの聖域が…」


「おれらの安息の場が…」


(すいませんほんとに明日は帰ります)


――


翌日。


バルキリーたちは王都へ帰還する。


王女との打ち合わせ予定日は過ぎていたが、

今回は緊急依頼による行動だったため、


特に咎められることはなく、

帰還次第、王城へ来るようにとの事だった。


そのまま王城へ向かう。


通された部屋でしばらく待っていると、


王女、側近のブレーン集団、公安部、

そして軍部の偉い人が入ってくる。


黒装束についての話し合いが行われる。


討伐の大まかな状況についてはギルド職員が説明をした後


現場の調査報告会が始まる


「現場は膨大な残滓魔力が検知されています」


「現地で調査を行っている魔術研究者は、

 何らかの儀式が行われていたとの見方を強めています」


「ですが、

 引き続き調査が必要とのことです」


「周辺への影響は」


「現地では魔力の流れの大きな乱れが確認されています」


担当者が資料をめくる。


「その影響で周辺の魔力バランスが崩れたものと思われます」


「その結果、

 本来の生息域を離れた魔物が

 人里付近まで降りてきていたものと」


「ふむ」


「今回のワイバーンの被害については説明が付きます」


「各地の魔物被害との関係は?」


「現時点では不明です」


「ですが」


「もし同様の施設が他にも存在するのであれば、

 関連がある可能性は否定できません」


「それにつきましても引き続き調査を進めます」


「あと、新たに出てきたワードから、

 福音派との関連も」


「以前のワードから福音派も視野に入れてましたが」


「今回の三つ目の単語で、線が濃厚に」


報告を受けた王都側は、

国家反逆および危険思想不法分子として認定。


取り締まり強化を決定する。


王女は側近へ視線を向ける。


「福音派は念の為、監視を」


報告と指示は滞りなく終了した。


公安部が退室する。


軍部も退室する。


側近たちは資料を抱え、

王女へ一礼して退室した。


部屋に残ったのは、

王女とバルキリーたちだった。


そこで改めて護衛任務について説明を受ける。


近日中に王城の庭園にて、


王宮秘書官長 就任布告式


および


王宮秘書官長 拝命告知


が行われる予定だという。


王女は王宮秘書官長へ就任する。


その際、

王室公式声明が発表される。


そしてバルキリーに依頼された護衛とは、


その式典の護衛任務だった。


「ウチらは公式の場にはあまり向いてないにゃ」


「オレもあんま、乗り気じゃねーな」


ロリ猫と剣士は王女の護衛に否定的な態度を取る


「お姉さまには私の人身警護をお願いしたいと思っておりますわ」


剣士に向かって王女が言う


「無理だ、一人で王女の警護はきつい、」


「最低でも、二人は必要だ」


「大丈夫ですわ。

 もう一人、別の方にもお願いしてますの」


「それなら、尚更無理だ、知らん奴と組んで完璧な警護は無理だ」


そこに付人が入ってくる


「王女殿下、到着されたようです」


「入ってもらって」


付人に案内されて入ってきたのは、


「剣姫じゃねーか!!」


(剣姫さん!)


「王女…殿下…ご機嫌…麗しゅう」


「剣聖…お久しぶり…」


「王女の言うもう一人って剣姫の事か」


そして剣姫の方を見ながら言う


「ちゃんと、毎日振ってるんだろ?」


「…勿論…欠かした日は無い」


「上出来だ」


「この方ならお姉さまも受けていただけますわね」


「もちろんだ」


「王女殿下、改めて護衛の依頼を受けるぜ」


「よろしくお願いしますわ」


「追って移動経路等の詳細な打ち合わせを行いますのでよろしく」


「また、警護用の装備一式の採寸も行いますのでそれも後日」


そして王女はバルキリーに向き直り


「バルキリーの皆様がたはその周辺を適当に警護してくださいな」


(雑だなぁ)

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