表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
23/108

2-9 勇気と、覚悟と


出せる限りの声を出しきった。


オークは確実にこちらに狙いを定めた。


武器を振り上げ、距離を詰めてくる。


もうダメかと思った。


その時。


「でかした!」


何かが視界を横切った。


次の瞬間、目の前のオークが二つに分断される。


(……え?)



犬のような耳と尻尾を持つ剣士が、すでに次のオークへと地面を蹴って駆けていた。


一閃。


オークの身体が、音もなく断たれる。



「ようやく吹き飛ばせる」


短い詠唱。


次の瞬間、オークの身体が弾けるように吹き飛んだ。



「ナイスアシストだったぞ!小僧!」


耳の尖った弓を持つエルフ。


その身体から滲み出る黒い何かに触れたオークが、

そのまま崩れ落ちる。



「やーんダメですぅ」


後ろでは胸の大きなシスターにオークが掴み掛かる。


「悪い子はお仕置きですよぅ」


するとオークを光が包み、

オークは灰と化す。



木の上から声が飛ぶ。


「やっと見つけたにゃ!」


「そうにゃ!指示通りにゃ!」


猫のような耳と尻尾の猫少女が指示を出していた。


あれよあれよという間に、オークが積み上がっていく。


(なんだかオークが可哀想に見えてきた)



殲滅されたオークの亡骸の山を前に、


「ありがとうございます!助かりまし…」


礼を言い切る前に


「まだにゃ!」


木の上から声が飛ぶ。


視界の端で、一匹のオークが逃げ出そうとしていた。


逃げ出したオークにナイフを、


投げる!


が、ナイフはあさっての方向に飛んでいった。


その瞬間、


逃げ場を塞ぐように、剣士が割り込む。


一刀。


そのまま、とどめを刺した。


猫の少女が木から降りてくる。


的外れな場所に刺さったナイフを拾いながら、


「予定通りだにゃ」


(…ホントに予定通り?)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ