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2-2 薬草と、強い人たち


朝。ギルドにて。


薬草採取は変わらず順調。


順調すぎるせいか、

ギルドで、少し大きめのカゴを渡される。


受付嬢がにこやかに言う。


「タイチさんならこの大きさでも大丈夫そうですね。」


また周りから

「よ!さすが永世薬草採り名人!」と、

冷やかしが混じった声が上がる。


その傍らでは

ギルド内にたむろする冒険者たちが、


「ヘルバルキリーだってよ」


「オーク絡みか?」


そんな話を繰り返している。


「マジかよ、あいつら戻ってきてんのか」


「近づきたくねーな」


断片的な会話が、

あちこちから聞こえてくる。


(……知らないな)


――


大きめのカゴを背負い森に入る。


入り口付近の老人が言う


「兄ちゃん永世薬草採り名人なんだってな?ギルドで聞いたよ」


(まあ、ギルドに出入りしてるなら知ってるか)


「それ、ただ言われてるだけなんです」


「なんだ冷やかしか」


「ええ…」


「でも兄ちゃんの腕前なら、案外噂じゃ無いかもな」


「はぁ…」


「ワシらは兄ちゃんを毎日見とるから言える」


「兄ちゃんはいずれ永世薬草採り名人になる男だ!」


「そうなんですか…」


よく分からない太鼓判を押された


――


薬草を積みながら考える


ヘルバルキリーか、


名前からして強そう。


そして周りの冒険者の恐れた反応、


それだけ噂になるということは、


上位冒険者なのだろう。


やっぱり、


レア装備とかを身につけて、


いろんな依頼をこなしてて、


王様から勲章とか貰ったり、


なんというか、


こう……


強いんだろうな。


そう思いながら、カゴを見ると、

もういっぱいになっていた


まだ日は高い。


ギルドに帰ると、

また受付嬢にギョッとされた。

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