↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自殺しようとする同級生を助けたら乙女ゲームの世界の王子になりました  作者: 夜月海歌


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
11/102

演技を続ける彼女


 散歩をしていると、リアナがいた。


「リアナ。」

「あら、レオン様。どうなさいました?」

「……リアナ?ここには2人しかいないぞ?」

「……なんのことでしょうか?」


 リアナはしらをきった。まるで、昨日のことなんて無かったかのように。彼女は処刑されるために演技を続ける。僕は処刑を回避するために……。彼女の演技を止めれたら処刑は回避出来る?




 それからしばらく経ったある日。セレスティアが綺麗にしたばっかりの花壇をまた踏み潰した。


「リアナ、やめろ!」

「レオン様。どうしてやめなくてはいけないのです?薄汚い降爵令嬢に綺麗にされて、お花も可哀想でしょう?私が、浄化してあげてるのよ。」

「踏み潰すことが浄化なのか?」

「だって可哀想じゃない、汚い娘に綺麗にされるなんて。その娘が花を綺麗にしなくなるまでやるつもりよ。」

「……リアナ様!そんなことして何の意味があるんです……!」

「意味ねぇ。あなたの笑顔がどんどん絶望になっていくのを見ることかしら。」

「悪趣味な……!自分がしてることがどんなに酷いことかわかってるのか!?」

「酷いことって……。王子様にあなたは釣り合わないわよって教えてあげてるだけよ。」

「釣り合わないって上から目線で物を言うな。セレスティアは、リアナにはない優しい心がある。」

「私には優しい心がないっていうの?レオン様は酷いことをお言いになるのね……。」

「事実だ。」



 リアナは、悪役令嬢をやめようとはしなかった。リアナと言い争いをしなければ行けない日々が続いた。





 ある日の夜。リアナがまた、自分で踏み潰した花に魔法をかけている。


「リアナ。」

「……レオン様。」

「リアナは、演技をやめないのか?」

「演技、とは?演技などしておりません。」

「……。」



 リアナは、頑なに認めようとしなかった。それは、何よりも辛いことだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。