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第24話:失われた村、あるいは引きこもりの知将

神々の石板を解読するため、一行は滅びたドワーフの村「エルダー・スミス」を目指します。 新調された装備に身を包んだピース・テイラーズ騎士団。 そこで待ち受けていたのは、ドワーフの常識を覆す奇妙な隠れ家と、偏屈な知将ガリウスでした。


 翌朝、俺たちはエトワールの拠点を後にした。

道中、俺は【高速縫製】で移動しながらでも使える『野営用魔法テント』を仕立て、さらに全員に「光学迷彩ステルス」を付与したマントを配った。全ステータス1の俺を守るためとはいえ、これだけの精鋭が揃って隠密行動をするのは、もはやオーバースペックな気もする。


「しかし、このマント……風を切り、魔力を逃がさない。実に素晴らしい仕立てだ」


冷静なダークエルフのフェイが、愛用の弓を背負い直しながら感心したように呟く。

 北西へ三日。峡谷の奥深くに、その村はあった。

かつて魔石加工で栄えた「エルダー・スミス」。だが、目の前に広がるのは風化した石造りの家々と、静寂だけだ。


「……ここだな。だが、生きている気配が全くしないぞ」


ショーベルが剣の柄に手をかける。ギルガスも三つの目を凝らして周囲を警戒した。

 俺はふと、地面に違和感を感じた。ドワーフの村なら地下へ続く階段があるはずだが、そこには不自然なほど「綺麗に舗装された」一角があった。


「……ガリウス出て来い! 穴掘りが嫌いなら、もっと『地上』に近いところに居を構えるべきだったな!!」


 俺が神の糸をその場所に這わせ、【概念付与:震動】でコンコンと叩くと、地面がスライドし、中から不機嫌そうな顔が飛び出してきた。


「うるさい! せっかく『異世界語』の解析が佳境だったというのに、どこのどいつだ!」


 現れたのは、ドワーフにしては珍しく小綺麗に整えられた髭に、厚手のレンズの眼鏡をかけた男。彼こそが元暗黒騎士団のもう一人の副団長、ガリウスだった。


「ガリウス。無事だったようだな」

「……ショーベル様!? それに、幹部連中まで……生霊か!?」


 ガリウスが腰を抜かさんばかりに驚く。俺はすかさず、彼が手に持っていた汚れた羊皮紙を見逃さなかった。


「ガリウスさん、はじめまして。俺はショウ、この騎士団の団長です。……あなたが調べているその『異世界語』詳しく教えてもらえませんか?」

「なっ……!? 貴様、なぜそれを知っている! 」


 確信した。このドワーフは、異世界の文化に接触している。


「ガリウスさん。詳しい話の前に、これを受け取ってください。穴の中で解析ばかりして、栄養が偏っているでしょう?」


 俺は魔法瓶に入れてきた「特性牛丼」「特性酒」と、神の糸で織った「最高級のクッション付き作業着」を差し出した。

数分後。一心不乱に牛丼を掻き込み、極上の作業着に身を包んだガリウスは、恍惚とした表情で俺の手を握りしめていた。


「……ショウと言ったか。貴様は神か? いや、神よりも慈悲深い存在だ。……よし、何でも聞くがいい。この石板の文字だろう? 読める、読めるぞ……!」


 偏屈な知将が、あっさりと「落ちた」瞬間だった。


第24話をお読みいただきありがとうございました! ドワーフの知将ガリウス、登場。 ショウの牛丼と服のパワーに屈した彼が、いよいよ石板の「本当の恐ろしさ」を語り始めます。

次回、お楽しみに。

面白いと思っていただけたら、ぜひブクマや評価をお願いします!

※AIとの共同執筆作品となります。


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