第17話 銃器作成・ショットガン中編
しかし近接武器のページを見ても鞘が全く見当たらず、もしかして別のページにあるのか?
そう思いながら開いて確認するが全くなかった。
その代わりに銃器につける補助アイテムがあって、スコープやサイレンサーだけじゃなく、映画でよく使われる道具大量にあった。
手榴弾だけじゃなくスタングレネードや発煙弾・催涙手榴弾・焼夷手榴弾があって、様々な戦況に仕えていいと思っていたが、爆薬や魔結晶が大量に必要と書かれていた。
消費アイテムだから一々作らないとし、これは別の日にした方が良いな。
そう思いながら『現代兵器之書物』を閉じて解除し、ボックス内にあるサバイバルナイフを取り出す。
さて……そろそろ木を切り取って、ショットガン作成を進めていくか。
そう思いながらサバイバルナイフをつかみ、近くにある細い木に向かって歩く。
太い木を狙っても切り倒すのに時間がかかりそうだし、鉱脈の洞穴から何かが出てくるか分からないから、細い木にしておこう。
そう思いながら木に歩いて近づき、手に魔力を流して詠唱する。
『無力神トリグラフの名の元に命ずる。肉体の攻撃力を上げよ! 攻撃力強化!』
詠唱し終えると肉体に力が沸き上がり、両腕にある魔力が赤く光り出す。
これで攻撃力が上がったが、一応『肉体能力強化』で筋力と器用さを選択する。
すると両腕と指先に力が沸き上がると感じ、次にうまく当たれるように次の魔法を詠唱する。
『無力神トリグラフの名の元に命ずる。肉体の命中率を上げよ! 命中率強化!』
詠唱し終えると体の奥底から力が沸き上がり、俺は握り直しつつ持ち構える。
これなら運よく一発で切り倒せるかもしれないな。
そう思いながらサバイバルナイフに持つ手や腕に力を込め、細い木に向けて勢いよく鋭く振り下ろす。
振り下ろす時に空を裂く音が辺りに響き、目の前にある細い木は豆腐のようにするりと切れた。
切られた細い木は地面にぶつかって倒れる。
俺はそれを見て声を失ってしまうが、頬を引きつりながら考える。
まさか……運よく一発で切り倒せると思っていたが、本当に一発で切り倒しちゃったよ。
そう思いながらサバイバルナイフを木の幹に突き刺し、倒れてある細い木を『アイテムボックス』の中に収める。
細い木が一発で切り倒せたから、もしかして太い木も行けるんじゃないか?
そう思いながら木の幹に刺さっているサバイバルナイフを抜き取り、近くに太い木を求めてあたりを見渡す。
う~ん、早く太い木を見つけないと魔法の効果が切れそうだな。
強化や弱体化は効果時間があるが、選択した能力は好きな時に解除することができるが二つしか選択できない。
これは魔法を用いた強化・及び弱体化は戦闘のサポート、『肉体能力強化』での強化は素材集めに使っておくか。
もしかしたら魔法の強化なしでも細い木ならたやすく切り倒せそうだ。
そう思いながら太い木を探していると、ちょっと離れたところに太い木が一本あった。
俺はそれを見て心の中でこぶしをグッと握る。
よしっ! 運よくちょうど見つけたぞ!
最悪変幻自在な小屋付近で探索を始めていけば良いと思っていたが、噂をすればなんとやらはまさにこのことだな。
そう思いながら太い木に向かって走り、たどり着けば一旦サバイバルナイフの刃を太い木に当てる。
さっきのは細いから狙いを定めずに切ったが、今やるのは子供の胴体ぐらい太いから、しっかり刃が当たるように狙いを定めないといけない。
そう思いながらサバイバルナイフを強く握り、深呼吸しながら構える。
「ふぅぅぅぅ……!」
深呼吸しながら精神を研ぎ澄まし、目の前に太い木に向けてサバイバルナイフを振り下ろす。
空を裂く音があたりに響き、サバイバルナイフの刃が当たると軽快な音が響き、太い木は切られて横に倒れる。
俺はそれを見て簡単の声を上げながら、倒れた太い木に近づく。
よし、これくらいなら十個くらい手に入れそうだな。
そう思いながら太い木を『アイテムボックス』に収め、ショットガン作成のために一旦変幻自在な小屋に戻る。
木は二つだけだが太い木が多く取れそうだし、もし足りなければ近くの木を数本切り倒せば良い物だ。
そう思いながら歩いていると小屋にたどり着き、俺は小屋に入ってから『アイテムボックス』を開いて木を取り出す。
俺はボックス内から木を取り出した事に少し眉を寄せながら考える。
うっ……小屋の中で取り出したから、中々狭く感じてしまうな。
そう思いながら木の下をくぐり、広いところに移動してから『現代兵器錬成』の画面を開く。
色んな加工の項目があるから、もしかしたら木材加工のアイコンがあるかもしれない。
そう思いながら見ているとのこぎりのマークが書かれたアイコンがあり、俺をそのアイコンを軽くタップする。
すると半透明なのこぎりが生み出され、俺はそれを掴んで考える。
のこぎりを引いて木を板にすると思うが、それだけじゃないじゃないのか? と言う疑問も浮かび上がる。
でも他の方法で木を加工するとはあまりないし、取り敢えずのこぎりで引いてみるか。
そう思いながらのこぎりの刃を細い木に当てて、のこぎりの持ち手を握って上下に引きずって行く。
すると細い木の上に謎のゲージが表示され、往復する度にゲージが少し削って行く。
さっき木を切り倒した時はゲージが表示されていなかったが、のこぎりで引きずると表示されたから、多分耐久値か何かだろう。
そう思いながらのこぎりを引いていくと木の上にあるゲージがゼロになると、細い木が発光しだし、木材が五個出来上がった。
俺はそれを見て喜ぶ!
よしっ! 木材の入手方法は少し分からなかったが、運良く手に入れて良かった。
そう思いながら素材になった木材を回収し、そのまま『アイテムボックス』の中に収める。
これで消費素材が一番低いM870を作成できるようになったが、一応目の前にある太い木も切って入手数を確認しておかないと。
そう思いながら太い木にのこぎりを当てて、上下に引きずっていく。
すると耐久値のゲージが表示され、引きずるたびに削っていく。
そうしていくうちにゲージが黒くなり、太い木は10個の木材になって床に転がる。
俺はそれを拾ってから『現代兵器之書物』を取り出す。
今持っている木材を含めて15個だから、M870がちょうど良さそうだな。
そう思いながらショットガン作成に必要なパーツを調べる。
えっと……確かショットガンに必要なのは銃身・引き金・被筒・グリップ・銃底で、グリップや被筒は木製だから、先にこっちを行おう。
そう思いながら削る道具のアイコンを探す。
こういうのは専用の道具で使った方が良さそうだからな。
もしナイフで削ったら削り割ってしまう恐れがあるかもしれないし、こういうのは慎重に動かないといけないといけないしな。
そう思いながら探しているが全然見当たらず、俺は一つの考えを頭によぎる。
もしかして……ナイフを使って削らないといけないのか?
そう思いながら調べていくと、どうやら木を削るアイコンはのこぎりだけで、他はナイフを使って形を整えていくしかないようだ。
俺はそれを見て眉を寄せながら考える。
う~む、まさかこんなトラップがあったとは……全く予想外だったな。
しかし新たな武器を作っていかないと襲い掛かってくる強敵に瞬殺されそうだし、攻撃手段は増やした方が良さそうだな。
そう思いながらサバイバルナイフをつかみ取り、グリップと被筒作成に向けて削っていく。
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