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第2話 異動命令
ある日、俺は戦闘部の部長に呼ばれた。薄暗い部屋には、部長と直属の上官がいた。
上官たちの表情を見て、いよいよかと思った。
静かに部長の前に進み出て、言葉を待つ。
「スガル。君は、仲間を見殺しにしたと噂になっている」
「存じ上げています」
「そのせいで、君との任務を引き受けてくれる者がいなくなっている。無理やり君と組ませても、君が単独で動いていると聞いた」
「一人でも問題ありませんでしたので」
「……それでは困るのだよ。真実を話すつもりはないのか」
「……」
真実。それは、弁明するということだろうか。それで誤解が解けるのか。
俺には、そう思えなかった。
黙っていると、部長がため息をついた。
「君に、療養部への異動を命じる」
その言葉だけが静かに響いた。部長も上官も眉一つ動かさない。
「……承知しました」
ただ、そう言い残し、部屋を後にした。




