表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万魔殿《パンデモニウム》は眠らない  作者: 初美陽一
第六幕 何も知らなかった少女は数多の〝世界〟を知り、失った〝希望〟を取り戻す

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/55

6-06

「ナナシくんっ」

「ん、なに? おねえちゃ――」


 呼ばれて顔を上げたナナシの唇に――彩音の唇が、()()()()


「にゃあっ!?」

「…………」


 驚いたように一声鳴いたクロと、無表情で黙って眺めているリリエラ。

 それから少し間を置いて、彩音はナナシから離れ、改めて扉に手を掛けた。


「皆――本当に、ありがとうっ! 元気でね!」


 羽のように軽い扉を開き、彩音はその先へと消えていく。そんな彩音に――ナナシは顔を真っ赤にしながら、最後に声を掛けた。


「おねえちゃん――頑張ってね! 僕、いつだって、応援してるからさっ!」


 ――ああ、そうだ――


 万魔殿では、いつだって少年の笑顔が、そこにあった。


 彼はいつだって、彩音のことを応援してくれていたのだ。


 彩音はきっと、彼のことを、ずっと忘れないだろう。


 万魔殿で出会った――太陽のように笑う少年のことを。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ