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語られなかった第?話


「話とはなんだ。ラメエル」


深夜、営業が終わり、誰もいないはずの喫茶店に男が一人。


「そんな怖い顔しないでくださいよ〜。シワが増えますよ〜?」


そして喫茶店の店長は、やってくると分かっていたかのように男にコーヒーを差し出す。


「……ハァ。」

「わかりましたわかりました!そんなに露骨に嫌な顔しないでくださいよ〜」


男はコーヒーを一口啜り、


「で?」

「コホン。えっとですね〜。今回、因幡さんの堕天使の力が覚醒めました〜」

「……ほう?」

「その時、羽が4枚生えてたんですけど〜これって、どう思います〜?」


店長のニコニコとした表情からは、普段とはまた違う雰囲気が溢れる。


「………なるほど。そういうことか。」

「貴方もそう思います〜?アザゼルさん〜。」

「あぁ。」


男はコーヒーを飲み干し、言った。


「あの少年がルシファー様の血を引くものだろう」


しかしその言葉にも店長はあまり驚かない。


「だからこの辺でルシファー様の匂いがしたんですね〜」

「あぁそうだ。……ところで、お前は少年が堕天使の血を引いてるって知っていたのか?」

「はい〜。何故なら〜」


店長はコーヒーカップを拭きながら何食わぬ顔で言う。


「うちの店の求人情報は天使か堕天使にしか見えないように作りましたから〜」

「フン。中途半端にちゃっかりしてるな」

「褒めないでください照れます〜」

「……で、お前はこれからどうするんだ?」

「もちろん、まだまだ喫茶店で働きますよ〜?バイトも増えて楽しくなってきましたしね〜!」


いろんな意味で。と付け加えたのを男は聞き逃さなかった。しかし、無視して席を立つ。


「そうか。ではまた来る」

「はい〜。ありがとうございました〜!」


男は勘定を払い、店から消えた。


「……フフッ」


後に残ったのは、堕天使の歪な笑い声だった。

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます。こんなところまで読むなんて相当暇なんですね。


さて、どうでしたでしょうか堕天使の喫茶店。この話自体はかなり前から書いていたのですが、修正に修正を重ね、いまやっとここに投稿することが出来ました。

実はこの物語、自分が高校生の頃にとある掲示板でSSとして書いてたものなんです。

だからこそ最後まで書けたのかも知れませんね。


ところで、気づいた方もいるかもしれませんが、実はまだまだ伏線を回収してません。

実はですね、この話にはまだ続きがあるんです。

ですが、そのへんはまぁ、希望者がいたら書く、という感じにしようと思って、あえて回収しませんでした。


最後になりますが、こんな拙い文章を最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。是非、感想等いただけると嬉しいです。

では、機会があればこの続きか、又は他の小説で出会いましょう。


バビタナさん。でした。


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