裏技はこう使うんだよ!15
釜湯の販売は大盛況に終わったようで、テント内のギルド職員達は 怒濤の忙しさを乗りきった顔をしていた。
最初はテント内に20人ほどだったが最後は200人は確実に越えといたと思えるほどに盛り上がっていた。
しばらくするとダンチさんが俺を見つけたようで歩いてきた。
「よう坊主 早かったな」
「はい 思ったより早く終わりまして」
「そうか それより釜湯はすごい売れたぜ おそらくこれからも売れるだろう」
ホシノさんが不思議そうな顔をして質問をしてきた
「この釜湯を考えたのがカンザキさんだったんですか?」
「はい たまたま穴の空いた釜を見つけたもので」
「そうなんですね」
「坊主が考えた釜湯の販売権をギルドで買い取ったという訳です ただ売上の三割が坊主のものになるんですが」
今回の売上だけで カンザキの懐にはおそらく 金貨3万枚はくらいは入るらしい。
「坊主とりあえずギルド長に紹介するからついてきてくれないか?」
「わかりました ホシノさんも来ますか?」
ホシノはテントの出口の方に目配せをし
「いいえ わたくしはお父様と武器や防具を見て回りますわ」
俺もテントの出口の方を見ると 釜湯の着替えが終わったゲンイチロウがルリをよんでいるようだった。
俺はダンチに付いていった。
「おーい テツ 釜湯を考えた坊主をつれてきたぞ」
「ダンチ いくら同期だからって これだけひとがいるところでは ギルド長と呼んでくれないか?」
「すまん すまん ギルド長どの」
「まあいい でこの少年が釜湯を なかなか有益な物をありがとう 私は冒険者ギルド本部 ギルド長のテツという」
先ほどの釜湯の説明をしていた 人物だった
「カンザキ スグルと言います」
「カンザキ スグル 貴族さまでしたか」
「いや 違うぞ テ・・・ ギルド長 カンザキは貴族ではないという話だ」
「では王族?なのですか?」
「いいえ 僕は貴族でも王族でもありませんよ」
テツは少し困惑したものの 気持ちを切り替えて話始めた。
「貴族でも王族でもないか 深くは詮索しないのが冒険者のルールだからな
まぁいい で今回のカンザキ君の利益だが おそらく金貨3万枚ほどだが もちろん全額君の口座に振り込む予定だが
もしギルドで扱っているもので欲しいものがあるなら 何でも言ってくれれば 代金と引き換えに用意しよう
今日はちょうど展示即売会だ 欲しいものがあるのではないか?」
俺は欲しい物があったが手持ちがなくどうしようか考えていた所 テツのこの申し出 渡りに船とはこのこどだなと考え
「それは願ったりかなったりです」
「カンザキくんは欲しい物があると おいダンチ リストを作りすぐに用意するように 私は釜湯の事で忙しいのから これで失礼させてもらうよ」
「あぁ まかせとけ ギルド長」
テツは裏の方へと捌けていった
「で坊主は 何が欲しいんだ? 剣か防具かアクセサリー?」
「とりあえずレベルアップの種を42個と 油 できれば良質な食用油を できるだけ多く あと塩を大量に 女性に人気の高い香水を10本ばかり それらを入れられるマジックポーチ?が欲しいですね」
ダンチはハテナ?顔をしながらもリストを作る
「油か食用ならオリーブかな あと香水? 塩を大量と あとレベルアップの種か この量ならマジックポーチじゃ無理かな マジックバッグだな すぐさま用意させよう」
「ありがとうございます」
ダンチが他のギルド職員にリストを渡すと 数分後 カンザキの言ったものが全て入ったマジックバッグが用意された 料金は今回の利益から引かれるらしい マジックはを引き取ると ホシノさんと合流するむねを ダンチに話した
「会場でまた何かほしくなったら 俺の名前を出せば どうにかするからな」
「ありがとうダンチさん」
さぁてホシノさんはどこかな? 俺はホシノさんを探すためにテントから出た。




