裏技はこう使うんだよ!14
俺とホシノさんは おっさんの声が気になってテントの中を覗く
テントの中には 20人くらい人が入っていて 口々に 「穴の空いた釜なんてゴミだ」とか「そんなものを見せるために私達を集めたのか」とか 怒気を含んだ言葉が飛び交っていた。
それをなだめるように 前で声をあげている人達 おそらく冒険者ギルドの職員だろう その中にはダンチさんもいた。
「すいません お静まりください この商品はただの釜ではありません とりあえず説明を聞きいてください」
冒険者ギルドの職員の説得により 徐々に落ち着きを取り戻した会場で いよいよ釜の説明が始まった。
「この商品は 釜湯と言いまして 体を清潔にする商品です」
最初の説明にまた ヤジが飛ぶ 「我々が清潔ではないと言うのか」とか「私は2日に1回は体をを水で清めている」などである
少し偉そうな冒険者ギルドの職員が口をひらく
「貴族の皆様のなかで 自分の体が清潔に保たれていると自負している方は手を上げてもらってもよろしいですか?」
商品の説明を聞いている人 全員が手を上げる
そりゃそうだ 貴族が自分が汚いなんて思って生活しているはずがない
少し偉そうな冒険者ギルドの職員はニヤリと笑い話を進める
「そうですよね 貴族様が汚いはずがありません
でもこの商品は 清潔が保たれている貴族様にさらなる清潔をお約束する商品です」
その言葉に貴族達は興味が湧いたようだ もともとイベント好きの貴族達らしいので 説明を吟味してからの采配と決め込んだらしい
「では説明をさせていただきます
この商品はまだ試作段階の商品なのでございますが 流行りのものは一番に見たいでしょう ここにお集まりの方々はまさに先駆者 パイオニアです」
貴族達は皆 うなずく
「この商品は釜湯と言いまして釜の中に湯を張りまして 体を釜の中に沈めると言うことを するだけのシンプルな商品ですが 効果は絶大です
まさに目から鱗 びっくりするような効果があります では先ほどの 皆様 自分は清潔だとおっしゃいました 裸になってもらいますが体験されたい方はいませんか?」
貴族達は皆手を上げる だってイベント好きだから
釜湯は3つほど用意されていたので前にいた貴族3人が選ばれた その中に ホシノ ゲンイチロウ つまりホシノさんのお父さんの姿があった。
さすがに上級貴族 手を上げた瞬間選ばれたのだろう。
「では準備をさせていただきます では前に出ていただいた皆様に確認していただきます 今釜には水が入っています おさわりください」
ゲンイチロウと他二人の貴族は釜の中の水を触り 「たしかに水が入っているな」と話している
「ここに魔力操作でファイヤーの魔法を使い 水を湯に変えます お時間を少々いただきます」
冒険者ギルドの職員がファイヤーを使い釜の水をお湯に変えていく
「ではもう一度おさわりください」
貴族達はもう一度釜の中に手を入れる
「確かにお湯だが 熱くはないな」とはなしていた
「では釜湯の準備がととのいましたので お三方には裏で服を脱ぎ こちらを着ていただきます」
冒険者ギルドの職員が生地の薄いパンツのようなものを 渡して裏に誘導していた
出てきた3人は皆 ダンディーな短パンの水着をきた 中年男性になっていた。
「本当は全裸で釜湯には はいるのですが ここは人目がありますので 下布を用意させていただきました
では、お入りください」
釜の前に台座が用意され 3人は誘導された釜に入った瞬間
「ふぁ~~~」「かぁ~~」「ふぅ~~」
口々におっさん特有な
おっさん吐息を出していた。
一番最初に口をひらいたのはゲンイチロウだった
「たしかにこれは すごいな 体を拭く行為その物を考えさせられる」
「何だこれは気持ちよすぎるぞ」
「女神にいだかれているようだ」
続いて二人が口をひらく
冒険者ギルドの職員がすかさず説明にはいる
「一回はの釜湯は約5分すれば効果が現れますのでしばらくしてもう一度声をかけさせていただきます。」
会場は釜湯の感動につつまれた3人を眺めるという変な雰囲気になっていたが 時間がたち動きがあった。
「釜湯に浸かっていただいているお三方にこの麻布をお渡しします ぜひ湯の中で体を擦って見てください」
3人は湯中で体を擦ると お湯が白く濁り始めた
ゲンイチロウは驚いた様子で話を始めた
「何だ湯が白くなってきたぞ 胸や腕から白いポロポロした物が沢山出てきた これはいったい」
のこりの二人も同じような事が起こっている様子で驚いていた。
冒険者ギルドの職員の説得が高らかにこだまする
「その白いものが 汚れでございます 清潔な貴族様でも 釜湯に浸かれば さらに清潔になる証拠にございます」
ホシノゲンイチロウはその言葉に思わず
「買った! いくらだ いくらでも出すぞ」
「こちらの商品は試作段階の商品でしてまだ販売は」
「かまわんこれをそのまま家にもってまいれ」
「では 金貨500枚で設備を整えさせていただきます」
「ああ 自宅に届いたさい 即金で払わせてもらう」
他二人も 同じ金額で合意していた。
その金額に苦い顔をした貴族も中にはいたが、更なる冒険者ギルド職員の説明に 会場にいた貴族は皆 購入予約をしていった
その説明とは 貴族の奥方の話である
自分の妻が 香水臭いときが無いかと聞いた所 誰も手を上げる事は無かったが 心の中では全力で手を上げるのが見てわかるほどの動揺が広まっていた。
自分の妻が 釜湯に入れば 生娘のような 初ヶしかった あの頃の香りに戻ると話し 予約を開始したところ 会場に居た貴族は我先にとギルド職員の持つ予約書にサインをしていった。
その翌年 第一次貴族ベビーブームがきたとか来てないとか それはまた別の話し
この光景を見て この三割が俺の懐にと考える 石鹸 作ったらヤバイんじゃないの 作りは知っている 苛性ソーダと油 香水でに香りをつける 苛性ソーダは食塩水を電気分解をして水酸化ナトリウムにする・・・ 分解の魔法でいけんじゃないかな?うまくいけば
作れる作れるぞ!石鹸
釜湯に石鹸ならばか売れ間違いなしだろうな
もしかして 俺 勝ち組じゃん




