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不屈のHERO  作者: ポテ男
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episode5

誤字、脱字が多々あると思われます。

気になった方はコメントなどで指摘の程宜しくお願いします。

不屈のHERO episode5


いつもどうりの朝。けど一つ違うのは俺が目覚めたそこが風呂場だったことだ。何で俺がこんな所で寝ているのか。それは俺の部屋で美少女姉妹が寝ているからだ。


episode5


俺は風呂場から出てリビングに。リビングと言っても6畳もないほどの場所で狭いにもかかわらず円卓など置いているせいでもっと狭く感じる。このリビングの隣。襖で仕切られた奥の部屋が『元』俺の部屋。今の俺の部屋は風呂場だ↓↓

"今『元』俺の部屋には無防備な女子2人が寝息をたてて寝ている…………。だからどうしたんだ俺!!襲うのか……いやいや昨日俺を信じてここに泊まってくれた2人に申し訳なさ過ぎるだろ!!馬鹿!俺の馬鹿っ!"

「どうしたの凌君?そんなに壁に頭打ちつけてたけたら怪我するよ……って凌君!血が出てるよ血!!」

「えっ?」

俺はゆっくり額に手をやりその手を見ると真っ赤だった。そして無意識に頭を打ち付けていた壁には血がついている。俺の額から血がたらりと顎の方まで流れた。

「あれ?」

体が少し傾いた。いや傾いたというよりも倒れたと言った方がいいな。

「凌君!?もう!何であんなことするかな!」

「ごめん↓一番やっちゃいけないことをしようとしたから反省しようと(小声)。」

「何か言った?」

「いやいや何も言ってないよ!それより何でこんなに早起きなんだ?」

「昨日言ってたでしょ綾鷹さんが。」

「昨日?」

あ!そうだったな確か昨日……。


「冬月ちゃんも春ちゃんもID持ってないんだよな。」

「「ID?」」

「そうID!この街では身分証明書みたいなものだよ。この街にいる奴らはみんな持ってるんだぜ。けど持ってないよな。」

「そうだな。私達は無断でこの街に入ったからなそんなもの持っていないな。」

そもそもこの街に入ると同時にIDが発行されるのだが侵入した形になってしまったからIDを持っていないのだ。この街に入るもの出るのも自由だが始めてここに入る時は検査が必要。例えば危険なものを持ち込んでいないだとか、脱獄犯であるかなどだ。ここに侵入したと言うのは今までに聞いたことがない。そもそもそれ自体がかなり難しいなのだ。常に防犯カメラなどの防犯設備がそこらかしこにしかけられており、それを24時間体制で見張っているからだ……。

"ん?ってことはあいつらもだけどどうやってここに入ってきたんだ"

「ねえ。持っていなかったらどうなるの凌君?」

「えっと。確か持ってないことが見つかったら警察に捕まって取り調べ。」

もしも2人が捕まってしまうと色々と面倒にことになってしまう。まず2人は名前がわかるだけで親を知らない。住んでいた場所も知らない。それはものすっごく大変なことだ。だってこの世界に『夜城冬月』と『夜城春』という人間がいない人間かもしれないのだから。

「大丈夫だ2人とも!俺が何とかしてやろう!!」

「師匠?そんなことできるんですか?」

「ああ。ものすっごーーく簡単なんだがめんどくさいんだよなこれが。」

「その方法って?」

「俺の養子にするんだ。んでこの世に存在しない……かもしれない2人の名前がそれで登録されるからな。あと出身は俺のダチのやってる学校。学校と言っても孤児院だがそこには分け合って社会に登録されていない子供達がいるからその流れで俺が2人を養子にしたってことにすればいい。」

「そんなことできるんですか!?」

「まぁな。あとは任せろ。ダチと話しつけるからちょっと待ってろ。」

「すまない綾鷹。私達のせいで面倒なことをさせて。」

「待て待て、私達のせいだとかいうな!これは俺がやりたいからやっていることで冬月ちゃんにも春ちゃんは気にしなくて良いんだよ。」

「ありがとう。」

「ありがとうございます綾鷹さん。」

2人は師匠に深々とお辞儀をする。

「ああ気にするな。それで今日はどこに泊まるんだ?」

「うむ。それなのだが凌のところに泊まろうと思うのだ。」

冬月が頭を上げ俺の方を向きながら平然と言う。

「ぶっ!!」

"ちょっと待て!何そんな軽く俺の所に泊まろうとしてるんだ!"

「ちょっと待ってよお姉ちゃん!そんなのダメだよ。凌君だって色々とあるでしょ!」

"そうだ!よく言った春!"

「だがな春。そうなるとだな選択肢は2つだ。1つは野宿。この街の雨風凌げる公園なんかを使ってだ。そしてもう1つがそこの変態だが恩人の綾鷹と一つ屋根の下で寝ることだ。私は嫌だが春がいいというなら我慢するが。」

「それだけは嫌です!あの人と一緒の所で寝たら何されるかわかったもんじゃないもん!」

「それ結構傷付くんですけど↓」

「お願い凌君。凌君の家に泊まらせて。」

初めてこんなに必死な春を見た。だが俺も師匠の所においておくのは心配だ。本当に犯罪を犯すかもしないからな。ほおっておいたら大変なことになりかねないからな。

"けど………。俺も男だ!腹をくくるか。"

「俺は別にいいぞ。」

「何だと!ちょっと来い凌!」

「何ですか師匠。」

「お前わかってるのか一つ屋根の下男女が寝泊まりするのだぞ!」

「わかってるけど師匠のところにおいておくのも………。」

「違う!!俺が心配しているのはお前が間違いを犯さないか心配なのだ!!!」

「「間違い?」」

「そうさ!間違い!!若い男女が一つ屋根の下間違いが起きないはずがない!!しかも男女ともに思春期真っ只中!青春の2文字が一番輝いている時だ!」

「その間違いって何が起こるのだ?」

「いいか!男は狼だ!男は女の子を家に泊めたその夜、男は人という皮をはいで狼に変身するんだ!そして理性を抑えきれず本能のまま女の子を食べてしまうんだ!!」

「凌がそんなことになるのか……。信じていたのに!!」

「いやいや!ちょっと待ってくれよ冬月!」

そう俺が冬月に誤解を解こうとした時ふと春を見ると、困ったことに師匠の迫力のある熱弁に圧倒されて春は涙目に。

"うわっ!涙目も可愛い!…………じゃなくて!!"

「師匠、俺そんなことしませんよ!こんな可愛い子に。そんなチャンスがあってもしない!!」

「本当か?」

師匠は鋭い目つきで

「ぜっ絶対………しない…………はずです。」

「何でそんなに弱気なのだ!」

「ごめん。自信なくなってきた↓」

「だが安心しろ凌!私に手を出したら最後、月も太陽も空も一生拝めないようにしてやるからな。」

ニコッと眩しいぐらいの笑顔を見せたが俺は見てしまった冬月の手元を。

"握ったその刀をを鞘から出してどうする気ですか冬月さん!!"

「はっはい。」

と言うわけで結局2人は俺の家に泊めることになったのだが寝床が一つしかなかったため俺の部屋を2人に使ってもらうことに。そして俺は風呂場に。これが昨日の出来事。


「それで冬月………はまだ寝てるよなまだ朝の5時だし。春はもう行くのか?」

「うん。それより凌君は早起きしてなにしてるの?昨日綾鷹さんが言ってたアレやるの?」

と少し目をウルウルさせて俺のことを見る。

"クソッ!何でこんなに可愛いんだよ春は!!"

だが俺は男として今は言わなければならない。

「しません!!」

「本当!良かった。……じゃあ何してるの?」

「日課のランニングしに行こうかと。8時から学校あるからな。朝と夕方ぐらいしか平日は時間ないから。」

「学校っ!良いな~学校。私、学校って話に聞いたことしかなかったから行ってみたいな。」

「そんなに楽しい所じゃないぞ。先生はうるさいし。勉強は難しいしな。」

「でも友達と遊んだりできるんでしょ?」

「んっ?まあな。今日師匠と登録済ませたら学校来れるかもな。」

「本当!」

目を輝かせて言ったその言葉に春の嬉しい気持ちがとても伝わってきた。

「それじゃ、支度してランニング行くけどその前に師匠の所いって役所に登録しに行くか?」

「うん!ちょっと待っててお姉ちゃん起こしてくる!!」

そう言うと春は寝ている冬月を起こしに行った。


そのあと俺と春。まだ眠たそうに目をこする冬月と師匠の所いき俺は2人を師匠に任せていつものランニングに戻り1時間半ほど走ったあと師匠の所に行ったのだが師匠の姿はなく2人の姿もなかった。俺は家に帰ったが部屋にも2人の姿はなかった。

「まだ登録終わってないのか?」

俺はそんなことをブツブツと言いながら2人の朝食も準備して学校へ行った。だがそこで俺の目の前には見覚えのある女の子が1人。もう唖然とするしかなかった。

「お前ら~喜べ!今日はな可愛い転校生を紹介してやる!!心して聞け!!んじゃ自己紹介して。」

「はい。夜城 春です。よろしくお願いします。」

「ふぉーーーーーーーー!!(クラス男子一同より)」

「んっ?どうした鏡見。知り合いか?」

「えっ!あのですね知り合いと言ってしまえばそうなんですが。」

「友達ですよね凌君。」

ニッコリ笑う春だったがその笑顔は後で俺を殺すことになる。何故かそんなの分かり切っている。こんな可愛い転校生にあんな眩しい笑顔をしてもらっている俺を憎まない男子なんていない。そして今も俺を睨みつける視線が痛い。

「そうか……じょあ…話は早い!夜城。鏡見の隣の席が空いているからそこに座れ。」

「はいっ。」

そして春はスカートをヒラリヒラリとを揺らめかせながら俺の隣の席に来てゆっくりと座る。

「凌君。来ちゃいました。」

とまたも眩しいくらいの笑顔を見せる春。

"その笑顔は俺を殺す!やめてくれ!俺をこの飢えた獣達の餌にでもしたいのか春!!"

そう俺は心の中で叫ぶ。だがそんな叫びが聞こえるはずもなく俺は春に聞くことにした。

「なっ何でここにいるの?」

「えっとですね。綾鷹さんに言ったら学校の登録もしてやるよって言ってくれたので甘えちゃいました。」

「後で話があるから授業終わったらちょっと付き合ってもらうぞ。」

「はい。」

"だがどうしたものか。この授業が終わったそのときこの学校で戦争が起こる。俺は逃げ切れるのか?いや、殺されるかもな……男どもに。"

そして授業が始まったのだがこのクラスで静かに闘志を燃やす者達がいた。その正体はこの授業が終わるとき明らかになるだろう。


続く。



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