↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【超短編連載作品】風鈴工房 〜不器用な職人と居ついた弟子の物作り手帖〜  作者: さくらもち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
42/43

37頁目 おまけ 朝のコーヒー

37頁目 久々のおまけです♪

男は珍しく、朝日よりも早く目が覚めた。


まだ外は薄暗い。喉が乾いたので、台所に向かって水を一杯コップに注ぐ。


「まだ早えな。」


おもむろに時計を覗き込む。


いつもの出勤にはまだまだ時間があった。

かといって二度寝するほどの眠気も無かった。


「仕方ない。もう行くか。」


こういう日はさっさと行ってしまったほうが時間もできる。

 

そうだ、やりかけの試作もあったな。

うるさいのが来る前に仕上げよう。


そんなことを思いながら支度を整える。

顔を洗い、髭を整え、いつものワイシャツに袖を通す。


「いってきまーす…。」


誰に言うわけでもなく、空っぽの部屋に向かって言う。

外はまだまだ肌寒かった。


自分の工房に着いた男は、いつもの朝のルーティンを行う。


雨戸を開けて、お湯を沸かし、観葉植物に水をやる。


「さて、やっちまうか。」


沸かしたお湯でコーヒーを淹れて作業台に座る。


作業途中の機械とパーツを机に広げて、組み上げる。

…時折外してはまた付ける。


頭に思い描いた試作品を形にしていくが、いざ組んでみると思ったようにいかなかった。


「…改善の余地あるか。」


アイツが来たら、ヒントをもらおう。

思いもよらない発想が飛び出すからな。


「またガラクタ作ってー。とか言われるかもな。」


想像したら思わず口元が緩んでしまう。


リーン


「おはようございまーす!」


工房の扉が開くと元気な声が飛び込んできた。


「おはようさん。…今日はえらくご機嫌だな。」


「えへへ。わかります?相棒にお土産がありますよ!」


今日もいつもと変わらない一日が始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。