9話 教育
ある高校に入学した主人公、黒金新庄は早江と登校していた。
そんな中で金子から告白されることは⁈
「おーい!みんな座れー」
前から新任の教師が入ってきた。もちろん国見だ。
「井上先生が産休に入られたので、今日からは俺が担任をすることになった」
結局、産休ってことにしたんかい
「俺の担当教科は数学だ。わからないことがあったらなんでも質問してくれ」
「あのー」
真面目そうな生徒が手を挙げた
「なんだ?」
「先生の名前は?」
「あぁ、忘れてたな……。俺の名前は国見だ」
こんな調子で教師が務まるのか…..?
「では早速授業を始めたいんだが、一つ大事な質問がある。さっき質問をしてくれたやつ、名前はなんだ?」
「熊二です」
「おー熊二!この学校でタバコを吸える場所はどこだ!」
「…….え?」
…..っちょっと教育現場でその発言はやばくないか?
「もう一度言う。タバコを吸える場所はどこだ?」
「し、知りませんよ」
「マジかよ〜」
国立の高校に喫煙室なんて置けるわけないだろ……
「まあ気を取り直して、授業を始めるぞー」
こいつ、本当に数学できるのか?
「じゃあ、教科書を配るぞー」
「先生!教科書は持ってますけど……?」
「あんな教科書使い物にならないぞ?これは俺が作った教科書だ」
前から新しい教科書が配られてきた。
どうせ、ろくでもないこと書いてるんだろうな.......
教科書を見てると、予想外の展開だった。
白紙?
「教科書っていうのはな、なんでも載っている。だがなんでも載っているからこそ情報に惑わされ、大事な情報がどれなのかわからなくなってしまう。だから俺は教科書は使わない。教科書は自分で作れ」
確かに言っていることは間違いない。
ノートを見返すことはあるが、教科書を見返すことはあまりない。
それなら、ノートを教科書として作れば深い理解ができる。
しかも自分が大事だと思った情報もノートに書けば覚えてしまう。
やってみないとわからないが、面白い戦法だ。
「教科書の書き方は問わない、自分だけのノートを作れ」
さすが凄腕警察官だな。こういう事には頭の回転が早い。
「今日は三角関数をやるぞー。まずこの図形を見てくれ…….(略)……..じゃあ今日の授業はこれで終わりだ」
授業の内容も素晴らしかった。圧巻だな。
「起立、礼!」
『ありがとうございました』
それから、生物基礎、体育と授業があったがそれは普通の学校と変わらない、ごく普通の授業だった。
俺は約束通り校舎裏に向かった。
「で、話ってなんだよ?」
「あなたのお父様が関係する話ですよ」
「まさか、なんで今頃」
「そうですよね、あなたのお父様が行方不明になってからもう4年経ちました」
「ああ、そうだ」
「あなたのお父様はまだ生きていると言ったらどうします?」
お読みいただきありがとうございます。
父親が行方不明は初めて明かされましたね。
あの時、黒鉄が夜空に嘆いたのもそういう意味でしょうか?
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