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10話 親父

主人公、黒鉄新庄は金子からとんでもないことを告げられた。

「あなたのお父様はまだ生きていると言ったらどうします?」


それは俺にとって考えられない事実だった。



2022年(高校入学の4年前、黒鉄は小学6年生)

それはいつもと変わらない日常だった。

朝起きて、身支度をし、登校して、学校で学び、下校して、家に帰えるところまでは


「親父ー帰ってきたぞ!」


返事は返ってこないようだ。父はいつも忙しいので家にいないことは珍しいことじゃなかった。

服を部屋着に着替え、ランドセルを置き、宿題を始めようとしたところ、父の書斎からシュレッダーの音が聞こえた。


「親父?」

「帰ってきてたのか。うるさくて聞こえなかった。すまん」


聞こえないわけがないのだが、それは無視した。


「今日は家に帰るの早いね」

「あぁ、ちょっと早めに仕事が終わったからな」


父の言葉には寂しさが混じっていたような気がする。


「今日の学校は楽しかったか?」

「いや、あんま楽しくない。正直、レベルに合っていないのかも」

「小学生なんてレベルも何もねぇよ」


その時、父の携帯から通知音が鳴った。


「仕事が急用で入っちゃったみたいだ」

「晩御飯は?」

「自分で買っといてくれ。しばらく帰ってこないかもしれないから何日か分を買っといてくれ」

「分かった」


それが父との最後の言葉だった。


「ニュース速報をお伝えします」


次の日、テレビをつけて朝飯を食べていた。


「速報です。東名高速道路の海老名JKT辺りで大事故が起きました。そしてその中に黒鉄カンパニーの社長、黒鉄氏が事故に巻き込まれたそうです」


えっ?


「只今情報が入りました。目撃情報によると事故当時、大きな爆発が起きたそうです。警察はテロの可能性があると見ているそうです」


嘘だ


「事故の際、車は激しく燃えたようで『黒鉄氏は死亡している可能性が高い』そうです」


嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!


「残念ですが……」


俺は執事からの連絡を聞き、その場で絶望してしまった。

それからの記憶は、覚えていない。

事件はテロということで処理された。

だが、不可解なことに発火物、爆発物が車にあった痕跡はなかったようだ。

父の遺体は、激しく損傷していてわからなかったため、死亡ではなく行方不明として処理された。



現在

「生きてる?今さら何を?」

「これはある日撮影された動画です」


スマホの画面を見させられた。


「……これは⁈」

「はい、あなたの父、黒鉄聡太さんが写っていますね」

「ただただ似てる人じゃないか?」

「いや、そうでもないみたいです」

「というと?」

「この写真は裏社会で撮られた写真です。この男は聡太と名乗っており、4年前から裏社会に参入したそうです」

「確かに、その情報からなら本当に俺の父かもしれない」

「信じるんですか?」


父が生きているならこれ以上無い喜びかもしれない。だが、


「それが本当なら、親父は俺を裏切ったのか?」

「それは分かりません。私からは何も言えません」

「なら俺から一つ伝えたいことがある」

「?」

「俺の親父はそんなやつじゃ無い」

「あなたに向けている顔は本当の顔じゃなかったかもしれませんね」

「親父をそんなふうに言うな」

「でも現にあなたがそうだったじゃないですか?」

「侮辱か?」

「いえ、アドバイスです。それと、もう一つ謎があります」

「?」


お読みいただきありがとうございます。

見てくださっていた方には申し訳ないのですが、物語のジャンルは推理にすることになりました。

なのでこれからは皆さんも一緒にこの後の展開を推理してみてください!

少しでも『面白い!』と思ったら、下の**【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価**していただけると、執筆の励みになります!

ブックマークも忘れないでねー

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