8話 日常
早江を秘書にさせた主人公、黒鉄新庄は警察が学校に介入していることを知り危機感を覚える。
そんな主人公に平日が訪れた。
4月11日 月曜日
「おはようございます。黒鉄様!」
「おはよ〜」
「今日の朝食は、食パンです!」
「スーパーで買ってきたのか?」
「はい、昨日入荷しました」
「にしてもなんで今更?」
「食事は身体の調子を作るものですよ?基礎基本を徹底しないといつか倒れますからね」
「それもそうだな」
久しぶりの食パンだ。ただ焼いていないのでそこまで美味しいわけじゃない。
「トースターを買いたいな」
「いいんじゃないですか?お金今沢山ありますし」
「アマソンで頼むか?」
「それもいいと思いますけど、家電店に行った方が安くていいのが手に入ると思いますよ?」
「じゃあ日曜に行かないか?」
「わかりました。カレンダーに予定を追加しておきます」
いつもの身支度を終え、学校に向かうべく玄関の扉を開けると今日2度聞く言葉が聞こえてきた。
「おはようございます。黒鉄様!」
家の前には早江がいた。
「早速秘書ごっこか?」
「ごっこじゃないです!ちゃんとした秘書の仕事をしてます!」
全く今日から秘書なんて聞いてないぞ?まだ俺社長じゃないし....
「てか、いつから待ってたんだ?」
「朝7時からです」
「それはそれで早すぎだろ‼︎ちゃんと秘書なら予測しろよ….」
「まだまだ未熟ですが立派な秘書になりたいです!」
こいつ.......聞いてねぇ……
てかこいつに住所を教えておくべきじゃなかったな。
「今日のご予定は…えっと…..」
「1限が数1、2限が生物基礎、3限が体育、4限が化学基礎、5限が英語、6限が英語で、今日は歯科検診だったな」
「秘書の仕事無くなったじゃん。ぴえん」
「予定くらい見たら記憶する」
「本当に記憶力がいいですね。もはや能力なんじゃないですか?」
「能力の話を外でするのはやめろ。この話はあくまでもお前との秘密だ」
「すみません!」
「いいんだ。次から気をつければいい」
「そう言えば、今日なんか雰囲気違いません?」
「それはお前もだがな」
「あー!お前って言った⁈」
「分かった分かった。早江って呼ぶから」
確かに今日は雰囲気が違うな。これも黒鉄家の特徴だ。
俺は時と場合によって性格を変える。自分流多重人格だ。
「そういえば、なんか担任変わったみたいだね」
「なんで知ってるんだ?」
「いや、昨日メールで学校から送られてきたじゃん!」
「あーそうだったな」
「担任変わったのも黒鉄くんが関わってるの?」
「勘が鋭いな。俺は半分は関わっているかもな」
「まあ、あんまり詮索しないでおきますね」
「なんか、敬語がたまに混ざって変になってるぞ??
「いやーまだ使い慣れてなくて…….」
「普通に敬語じゃなくていいぞ?ってか逆に怪しまれるだろ」
「でも別に秘書だということは隠さないでもいいんでしょ?」
「隠さなくてもいいが、仮にも今は同じクラスメートだ。全部敬語は違和感あるだろ?」
「確かに、そうですね。いや、そうだね」
話していたらいつの間にか学校に着いていた。
下駄箱で靴を脱ぎ、上履きを履き、そのまま教室に向かった。
「確認ですが、隠さないでもいいんですよね?」
「ああ、もちろんだ」
ドアを開けるとクラスの半分以上が既に登校していた。
「あら、あなたが誰かと一緒に登校なんて珍しいじゃないですか?」
「そんなに珍しいと思うのか?」
金子が早速声をかけてきた。
「女子と一緒に登校ですか……もしかして付き合ったんですか?」
「いや、俺と早江は」
「そうです!付き合いました!」
は⁈なんでそうした?別に明かしてもいいって言っただろ?
「ああ…..そうだ…..って言うわけあるか!」
「えー、なんで?」
「なんでって、当たり前だろ!俺は恋人になれなんて一言も言ってないぞ?」
「いやー。ちょっと秘書っていうのは恥ずかしいかなって」
「いや、恋人の方が恥ずかしいだろ⁈」
「なるほど、早江さんは黒鉄くんの秘書になったわけですね」
「書類上はそうではないが、事実上はそうかもな」
「早速ですが、黒鉄くん。昼休みに校舎裏に来てください」
「分かった」
「おーい!みんな座れー」
新任の先生が入ってきた。もちろん国見だ。
お読みいただきありがとうございます!
校舎裏といえば告白ですかね笑?
金子は黒鉄に好意があるのでしょうか?
まあ先に言っておくと告白ではないですね….
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