15話 爆破予告
主人公、黒鉄新庄は爆発をどう回避するのか⁈
to Mr.Kunimi
体育館を私の能力で爆破します。
あなたが私の情報を嗅ぎまわるからこうなったのです。
全く大人しくしていれば良かったのに、
話を戻しましょう。
私の能力は視界内の狙った場所を爆発できる能力です。
20組が体育を授業中の時に爆発させます。
クラスの誰かが爆発から逃れようと避難した途端、爆発を起こします。
ただしそうでなくても授業が終わる10分前に爆発します。
え?なんですか?理不尽ですって?
そんなこと私には関係ないのですが、一つだけあなたに救済を与えましょう
体育館に入ることだけは許可します。
まあ、せいぜい頑張ってください。
もしかしたら、あなたなら切り抜けるかも知れませんね
健闘を祈らないでいただきます。
dear Bomb devil
「おいおい、まずいぞこれ」
授業が終わる10分前か、今は……..まずいぞ。あと5分で爆発か!
「緊急脱出ができる道はあるのか⁈」
「残念ながら、通れなくなってしまった」
これも爆弾魔の策略か!本当にまずい、想定外が多すぎる。
「爆弾魔はどこからここを見てるんだ?」
「流石にわからない、だが俺が体育館に入った途端、メールが送られた」
「どこかで見ているということか!クソッ!」
あと3分!時間ギリギリに外に出るか?そしたら不意を打て、いやダメだ。
外に出るだけ無駄だ。能力で爆発が起こされる。
考えろ、黒鉄新庄!
「国見はなんか知っていることはないのか!」
「俺たちは体育館から逃げても殺される!積みだ。しくじった」
「……..」
国見は戦意喪失じゃねえか。
全くとんでもない能力だ。
もうお手上げだ。
……待て!能力!
「金子!お前、文面での嘘は判別できるか?」
「ここでは、能力の話は、」
「そういえばさっきからどうしたの?黒鉄くん?」
「いいから答えろ!一刻を争う!」
「できるわ」
「じゃあこの文に嘘はあるか?」
「ありますわよ」
「じゃあ、どこだ⁈」
「ここの、私の能力でってところです」
「でかした。金子!」
犯人は能力を使わずに爆発させる気だ。
今まで能力を使って事件を起こしていたというのが落とし穴だった。
今回は爆弾を使っている。
爆弾を使っているなら、なんで能力で爆発させない?
つまり爆弾魔はここを爆発できる位置にいないと言うことか。
確証が欲しい。
なら爆弾の場所は⁈
どこだ?どこだ?
闇雲に探してもキリがない。
体育館に多くの被害を与えられる場所……..
天井か⁈
「あった!」
正確には天井では無かったが確かに爆弾があった。
しかもあの形は遠隔の爆弾じゃない!
「なぁ、黒鉄。どうしたんだ?」
「クラスの全員!外に走れ!」
「急に何を?」
「4つ角の天井に爆弾がついてる!死ぬぞ、このままじゃ!」
「あれって本当に爆弾⁈」
「あと30秒もない、今すぐ校舎の方に逃げろ!」
「みんな!本当のことだよ!逃げよう!」
早江の言葉には説得力があったようでクラスみんなが一目散に逃げた。
全員が校舎内に逃げた時。轟音が鳴り響いた。
「ドォォォォン!!バチバチバチ」
直後に体育館が崩れたが、全員校舎に避難していたので無事だった。
爆発後、驚きを隠せずにいる生徒たちが静寂を貫いていた。
「黒鉄、お前、」
「色々説明できることはあるが、今は休ませてくれ。少々疲れた」
「よく爆弾の場所がわかったな、おかげで助かった」
「建物には必ず弱点がある。それを考えただけだ」
さて、この先どう乗り越えるかは後で考えることにしよう。
その頃、ある廃ビルにて
「お、生徒が逃げたみたいですね」
「うまく逃げたみたいだな」
「今回全員の命が助かったのはまぐれでしょうか?」
「マグレなんじゃね?」
「まあ、腕の立つ人間がいそうですね。おかげで今回は楽しめそうです」
「お前変わってるよな、予告なしで爆破すればいいのに」
「それは面白くありませんよ。人間の死には彩りがないとつまらないですよ」
「で?次はどうするんだ?」
「そうですねーメインディッシュを食べる前に余興を奏でましょうか」
「じゃあ今度は俺も参加してもいいか?」
「好きにしてください。では、ディナーを始めましょう」
お読みいただきありがとうございます。
この物語はフィクションです。
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