12話 事実
主人公、黒鉄新庄と秘書の小江木早江は国見に尾行されていた。その理由を問い詰めるとある事実が浮かび上がった。
「なんで先生が?」
「あ、そうだったな。早江はまだこいつの正体を知らなかったな」
「おい、お前。正体バラすなって言っただろ」
「大丈夫だ。早江は秘書だからな」
「いや、そういう問題じゃ」
「早江、こいつは凄腕警察官だ。今学校に潜入しているらしい」
「もう手遅れみたいだ」
「え?なんで警察が?」
それは最初に聞いた時に俺も思ったことだ。
だが、今なら思い当たる節がある。
「爆弾魔がいるんじゃないのか?国見」
「なぜそう思ったんだ?」
「まず最初の発端は俺の親父の暗殺だ。あの事件では発火物および爆発物の痕跡はなかった。そして何より爆発の大きさが異常だった。早江、最近の話題のニュースは?」
「富士山噴火?」
「違うし、噴火もしてねぇよ。謎の爆発の話だ」
「あ!最近になって月に5件と増えた爆殺事件の話?」
「そうだ」
「あの規模の爆弾をバンバンするもんだからテロ組織の仕業だって言われてるけど。証拠も何も見つかってないから新しい自然現象だとも言われてるね。誰もいないところで爆発していることもあるらしいし」
「俺は誰もいないところで爆発してはいないと思う」
「え?なんで?焼けた場所から骨も見つからなかったて」
「骨が焼けたんだよ」
「骨って焼けるの?」
「焼けると言う表現は適切ではないな。まあ、マグマの温度ならなくなるな」
「なんかすごく怖いね」
「その怖い怖い爆弾魔さんが俺たちを狙ってるんじゃないか?国見」
「お前になら話してもいいかもな。いや、話したほうがいいのかもしれない」
やはり俺の考えは合っていたようだ。
「場所を変えよう」
そうして俺たちは警察署に連れて行かれた。
「で?話ておいたほうがいい話ってんなんだよ?」
「お前たちの言っていた爆弾魔はテロ組織レベルの話じゃない」
「まさか、一人で犯行を?」
「そうだ」
「馬鹿な、あのレベルの犯行を一人でできるとでも?」
「ああできるさ、能力を持っていればな」
「能力?」
「そうだ。お前のよく知っているあの能力だ」
「4大企業の中に爆弾魔がいると言うことか?」
「いや、そう言うことじゃない。新しく生まれた能力者のようだ」
「新しく生まれた能力者か.....」
「信じるのか?」
「実を言うと信じきれていない。こんな現実離れな能力なんて存在するわけがない。だが今までの事件は不穏なものだった。何より爆発物が存在しないのに爆発するなんておかしな話だ。だから能力でもおかしくはないと考えた」
「この先能力者が増えるかもしれない」
「そうかもな」
狙ったところを爆発させる力。そんなものがあったら国家が動き出す。もはやこの能力は軍事兵器に匹敵するからだ。
「もう国は動いてるのか?」
「いや、まだのはずだ。今は警察しか動いていないはずだ」
「妙に学校に社会の中心になる人物が沢山いると思ったらそう言うことだったのか」
「どういうこと?」
「今狙われてるのは次期社長とかそういう奴ばっかだ。実際、殺されてるのはそういう奴らだからな」
「つまり私たちを守る為にこの学校が作られたの?」
「素晴らしい。満点だ」
この学校を作った人間はおそらく....
「この学校は俺の親父が作ったんだろ?」
「......そこまでバレてたか」
やはり親父は黒幕ではなかったようだ。
「やっぱそうなんだな」
「親父の話聞かなくていいのか?」
「大丈夫だ。大体わかる」
「ならお前に任務だ!もちろんお前の親父からな」
「今度こそだな」
「この学校全員の命を守りきれ」
「了解」
全く。親父らしいな.....
人使いが荒いな。
お読みいただきありがとうございました!
えー本当に急展開ですね。みんな頑張って作品に追いついてください。
あ、おかげさまで2万文字もいきました。ありがとうございます。
高評価お願いします!ブックマークも忘れずにねー




