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13話 対策

爆弾魔への対策が命じられた主人公、黒鉄新庄は策を練っていた。

4月12日 火曜日

「早江。学校のみんなを守るって具体的にどうすればいいと思う?」

「珍しくお悩みですねー」


俺は登校中に昨日のことについて考えていた。


「爆弾魔から守るなんて全く想像できないんだよな」

「そうですね、狙われそうな生徒を守ればいいんじゃない?」

「もちろんそれも考えたんだが、死体がない前例があるせいか死者がわからないんだよな。だから共通性が見えないんだよな」

「なら、国見先生に聞けばいいんじゃない?」

「色々考えたんだが、今一番情報を持っているのは警察だ。だから俺も国見に聞くのが一番だと考えてる。でも俺が悩んでるのはそこじゃないんだ」

「爆弾魔との戦い方?」

「その通りだ。能力が現実離れしすぎている。俺でも普通にイチコロだぞ」

「私、秘書を辞めてもいいですか?」

「おい、はえーよ」

「まあ、黒鉄くんほどの頭のキレだったら勝てるよ」

「問題はそこなんだ」

「?」

「爆弾魔が馬鹿だったら良かったんだが、あいにく頭の回るやつみたいだ。証拠に4年犯行を続けても証拠を残さないしあの国見でさえ正体さえ分かっていないんだ」

「爆弾魔も頭いいんですね」


いや、もしかしたら。


「2人で仲良く登校か?」

「あ、国見ちょうどいいところに」

「まあ、多分お前の欲しがってる情報だ」


辞書レベルの分厚さの資料が渡された。


「俺が分析するよりもお前が分析した方がマシだ」

「……は?この量を分析しろと?」

「お前ならできるだろ」

「できなくはないが、いくらなんでも遠慮があるだろ!」

「やべ、先生のミーティングが始まるじゃあな!」

「逃げるなー卑怯者!」


どっかで聞いたセリフを叫んだが、身も振りもせず国見は逃げた。


「あー、だりー」

「元気出してよ。手伝うから」

「お前が有能な秘書なら頼んでたな」

「私は優秀です」


全く最初に会った時のあの正義感はどこいったのか?


「でも」

「でも?」

「私は絶対にみんなを見捨てない」

「でもってどこから来た⁈どこの逆説なのか?」

「だからどうか全員幸せになる選択をしてね」


急に正義感が発動したな。幸せになる選択か.......

まだ俺にできるかわからないな。


時は体育の時間になった。


「今日はバレーボールの時間でーす!イェーイ!」


この学校の体育の教師はずっとハイテンションのようだ。


「バレーボールっていつ始まったと思う?実は………(中略)………だからこうやって打つといいよ!」


とてもとても長い、つまらない話だった。


「バレーボールの試合のやり方は知っていると思うから今から班分けをします!」


おいおい、バレーボールのゲームルールなんて一番端折っちゃいけないところだろ?


「まず一斑から発表します!金子さん、黒鉄さん、小江木さん、小山さん、熊二さん、神沢さんの6人グループです。先にあっちの方で自己紹介やらなんたらしといてー」


6分の4はいつものメンバーじゃねえか。

あれ、そういえば神沢って………


お読みいただきありがとうございます!

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