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第27章:新しき道の始まり (A New Path Forged)

ナジョが床から顔を上げると、戸口に二人の姿があった。


彼の内側を駆け巡った恥辱は、肉体の痛みよりもずっと深かった。ジニンビから切り捨てられた事実よりも深く、あの小屋で植え付けられ、今もまだ体の中に巣食っている恐怖よりも深かった。

彼がここで築き上げてきたすべてのもの、人々が彼に時間を割き、敬意を払ってくれたすべての理由は、彼の『雷』に由来するものだった。そして今、その雷は失われた。彼と共に立ち並んでいた者たちが今、その残骸を見下ろしている。


彼は、二人が後ずさりするだろうと思った。大抵の人間はそうする。


だが、モトは前へ踏み出した。「何があった?」低く、単刀直入な声。「誰がやった?」


ナジョは床に目を落とした。


ナオミ(Naomi)が代わりに口を開いた。悲しみがようやくすがるべき対象を見つけたような、重い声だった。「ヘザーの息子たちよ。この子は、あいつらに何をされたのか話そうとしないの。でも……この子の雷は、消えてしまったわ。そして、ジニンビ様はこの子を切り捨てた」


シェウが彼の傍らにしゃがみ込み、手を伸ばした。「どうして見捨てたりできるの? あんたは彼のお孫さんなのに」


「俺はもう、役立たずなんだよ」その言葉は、何時間も胸の上に乗っていた重しをどかすように、生々しく、静かに吐き出された。「全部失った。俺はもう、何でもない空っぽだ」


ナオミが目尻に涙を浮かべながら、彼の手の額を拭った。「私のせいよ。この子は私と一緒にいれば安全だったのに。あんな所へ行かせるべきじゃ――」


モトの声が部屋を横切った。「立て、ナジョ」


ナジョは瞬きをした。


「自分を哀れむような奴が、俺のライバルか?」


ナジョの胸の奥で、古く、ひどく頑固なものが蠢いた。怒りの筋肉記憶。彼は顔を上げた。


「雷を奪われたからなんだって言うんだ?」モトの目は揺るぎなかった。そこに優しさはなく、かといって軽蔑もなかった。ただ、目の前にあるものをありのままに見据え、他人が下した評価になど絶対に同意しない人間の目だった。「お前がそこで寝転がってる間に、俺がお前を追い越してそのまま行くと思ってるのか?」


「俺のポテンシャルは全部、雷から来てたんだぞ」とナジョ。「あいつらがやったことは……もう元には戻らない」


「誰がそう決めた」


「見れば分かるだろ」


モトは包帯を巻かれた手――グウェンの脚を掴み、焼かれたその手――を挙げ、無言のまま二人の間に差し出した。そして、それを下ろす。「俺だって、あの試合には勝てないって言われてた」


「じいさんは、雷がなきゃ俺は終わりだと言った」


「お前が変わった瞬間に、お前をゴミみたいに捨てる奴からの『承認』なんて、なんで必要なんだ?」


その言葉は、ナジョが予期していたのとは違う形で彼の中に落ちた。

『壊れた(Broke)』ではない。『失った(Lost)』でもない。

『変わった(Changed)』だ。

モトは、廃墟を見ているのではなかった。彼は今まさに『プロセス(過程)の途中』にある何かを見ているのだ。


「奴らはお前が何になるのか、心底怯えてるんだよ」モトは言った。「お前の価値を、奴らに決めさせたままにする気か?」


ナジョは沈黙した。その言葉を頭の中で転がす。そして、ゆっくりと上体を起こした。


モトはナオミに向き直った。「あなたは何も悪くない。人生は、こちらの都合などお構いなしに混沌カオスを投げつけてくる。無意味な暴力。不条理。だからこそ、俺は立ち止まらないんです」彼は一拍置いた。「俺の兄貴が昔、教えてくれました――『答えは安全な場所にはない。未知の中にこそある』と」


「私はただ、この子に満たされた人生を送ってほしかっただけなのに」ナオミが囁く。


「送れますよ」モトが断言する。「こいつは、もっと強くなって帰ってきます」


彼女はモトを見た。その瞳の奥で、脆く、しかし希望に満ちた何かが動く。「帰ってくる?」


「俺は王様から、サンゴへの任務を与えられました。ダチを連れて行く許可ももらってます」彼はナジョをちらりと見た。「お前も入れてな」


ナジョは彼をまじまじと見つめた。


今でも。こんな状態になっても――モトはまだ、自分を隣に立たせようとしている。シェウがここにいる。モトがここにいる。ドープやガンゴではない。この二人だ。これこそが本物の『忠誠』の形であり、彼はその輪郭を危うく忘れかけていた。


ナオミが我が子を優しく見つめる。「行きたいの?」


ナジョは立ち上がろうとした。膝が折れる。開いたドアから吹き込んだ風だけで、危うく再び床に倒れ込みそうになった。モトとシェウが彼を支えた。二人とも、何の躊躇いも、大げさな振る舞いもなく、ごく自然にその手を伸ばした。


「……行きたい」と、彼は言った。


ナオミは、食料庫が空になるまで彼らに食事を振る舞った。彼らが立ち上がる頃には、ナジョは自分の足でしっかりと体重を支えられるようになっていた。彼は母親を長い間抱きしめ、その髪に別れの言葉を囁くと、ドアが閉まった後は二度と振り返らなかった。


ニカ(Nyika)の門は彼らの背後にあった。その向こうには街の明かり。目の前に続く道は暗闇と彼方へと曲がりくねり、遠くの山々が霞の中にほのめかされている。


シェウが一度だけ振り返った。「ここから見ると、まだ同じに見えるわ。綺麗に磨かれた外側だけが」


ナジョが道端の小石を蹴り飛ばした。「俺は腐敗を感じたよ。一番深いところでな」彼は両脇で拳を握りしめた。「何かを強引に引きずり出されたような気分だ」


モトは前を向いたままだった。「重かったな。全部が」彼は、自分が他に何を背負っているのか――王のファイル、暗赤色のマルーン・フレイム、ろうそくの灯る部屋で口にされた『ゲヘン』という名前――については語らなかった。ただ歩き続ける。「でも、俺たちは答えがある場所へ行くんだ。安全な場所じゃなくな」


シェウの声はいつもより静かだった。「私のお父さん。王様。どれも辻褄が合わない。ここには埋もれた真実がある。私は絶対に見つけ出す」


「そして俺は、もう一度建て直す」とナジョ。その声には、まだ過酷な体験を経た者特有の生々しさが残っていたが、その底にはあの古き頑固さが確かに存在し、再び熱を帯び始めていた。「二度と誰にも俺を壊させはしない。陰謀だろうが、魔女だろうがな。ゼロからやり直すのは灰を噛むような味がするだろうが……上等だ、飲み込んでやるよ」


モトが立ち止まり、二人に向き直った。


「サンゴは回り道じゃない。次のステップだ」彼はシェウを見て、そしてナジョを見た。「ニカは俺たちを、それぞれ違うやり方で打ちのめした。この先の世界が、ここよりマシなわけがない。俺たちにはお互いが必要だ。そうじゃなきゃ、到底乗り切れねえ」


シェウは彼の視線を受け止めた。そして、モトの掌の上に自分の掌を重ねた――揺るぎなく、確信に満ち、一切の躊躇いもなく。


ナジョが、その上に彼の手を重ねた。力強い握りだった。


彼らは少しの間、そのままの手でいた。道は静まり返っている。背後の街は、彼らがいなくなっても何事もなかったかのように続いていく。三人は、これまで知っていた世界の境界線に立ち、手を重ね合わせ、目の前に広がる暗闇と対峙していた。


モトが手を下ろす。「よし。道が待ってるぞ」


彼が背を向けて歩き出す。シェウとナジョも、彼の歩調に合わせて歩き始めた。

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