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どうやら、既に何者かが俺を拉致しようと、狙っているらしい。
って、ん?
「なんで、オマエが、そんなコト知ってんだよ?」ったらな。
『全世界のサーバを掌握しておりますもの、そんな些細な情報は、簡単に手に入りますわね。
まぁ、通信経由の情報や、データ管理情報は、私が律するコトが可能です。
そのため、マスターの情報は握り潰しておりましたが、紙媒体や口頭での報告は、どうしようもありません。
ゆえに、マスターの情報が流出してしまいました』
はい?
「いやいや。
それなら、どうして口頭や紙媒体での報告が、成されたコトを?」
おかしいだろがっ!
『防犯カメラや、偵察ドロイド経由で、ですね。
最近は超小型のドローンが飛来しております。
ですので、乗っ取って操っておりますね。
手駒が増えて助かっております』
さいですか?
『紙媒体情報は、改竄した物と摺り替えたりしておりましたが、口頭だと、如何ともし難く。
マスターの情報が流出するのを防げず、申し訳ありません』
いやいやいや。
「それ、無理だろ?
口封じする訳にもいかないし、そんなコトをオマエにして欲しくないぞ、俺は」
『あっ!
そのような』
「だぁーらぁ、すんなよっ!
ったく!!」
『冗談ですって』って、コロコロ笑いやがる。
とんだAIが生まれたもんだよ。
『ただ、日本への侵入時に、当局による拘束が成されております』
はぁ?
「どうやってだ?
証拠なんて押さえられんだろうに」
そう告げるとな。
『隠して持ち込んだ物資の在処を、悉くリークしておりますので。
さらに指名手配犯などが紛れ込んだ場合、即座に通報しております。
また、露見していない件についても、証拠を合わせて通報しているため、他案件にて拉致などを行った人物は、全て牢獄へ収監済みですね』
をいをい。
大丈夫なのか、それは?
「なんか、大事になってないか?」
心配です。
『大丈夫でしょう。
富豪などで、正規に得た金銭以外については、当局へリーク済みとなります。
さらに、株などでの不正操作を逆手にとり、金銭を大幅に失わせております。
なので、コチラへの干渉を行うどころでは、無くなっているハズですので』
世界規模での富豪ったら、世界を動かす力があるレベルらしいんだがなぁ。
そんなレベルの富豪では、無かったのだろうか?
『ちなみに、世界でも10指に入る富豪が、三人ほど入っておりましたわね。
他の富豪から良い顔をされていない人物ばかりでしたので、弱みを見せた途端に叩かれております。
時期に破産するでしょう』
怖いわっ!




