0085
武装が届いたようなので、浮上することに。
現在、俺たちが居るのは、カメ型機魚を狙うには絶好と言えるポイントだ。
浮上し、武装を受け取って戻って来れば、即座に討伐へ移れるだろう。
サーシャム3機揃って浮上を。
海面へ出ると、浅瀬へ無人ポッドが浮かんで待機していた。
浅瀬い場所でも俺の膝下くらいは水深がある場所だ。
だから物資を陸上げする場所もないからなぁ。
数機の無人ポッドから、それぞれ物資を受け取る。
まぁ、主に補給を受けるのは俺だがな。
大尉2人は、こちらで待機となる。
機体性能が段違いであるため、機動力に劣るからなぁ。
俺の機体でも逃れられるか分からないのに、あちらの機体では厳しい過ぎるわな。
物資を補給した俺は即座に潜り、元居たポイントへと。
辿り着いて、カメ型機魚を確認したのだが…
「なんで、移動してんだよっ!
しかも、遠ざかってんじゃねぇかっ!」
そうなんだよ。
浮上する前は、攻撃してから即座に浮上すれば良かった。
けど現在、ある程度は浅瀬から遠ざかる形でないと、カメを捉えられなくなってんだわ。
仕方ないから、アチラへ接近を。
狙って届く距離に近付く。
この惑星では、レーダー系が機能しない。
古代戦争の名残らしいな。
ゆえに、ホーミング機能などは使用不可だ。
つまりは、射手が狙いを点けて放つ必要がな。
まぁ、サーシャムのAIがサポートしてくれるから、俺の能力ありきではない。
それでも、俺の認識した箇所がロックされて、射出ポイントとして選定されるからな。
慎重に狙いを定め…射つ!
射出した推進銛の動向を確認せず、即座に移動を。
カメが追って来なかったら、改めて仕切り直しだな。
全力で浮上しつつ浅瀬へと。
「大佐!
魚群が迫っています!」
マチルダさんからの警告が!
チラリと、後方を捉えているカメラ映像を写すモニターを。
ウゲ!
なんっー大群や!
あんなに居たか?
即座に爆雷を。
俺に迫る魚群は、自ら爆雷へとな。
後方にて爆雷が爆破したのだろう。
衝撃が!
乱海流に揉まれる。
なんとか機体を制御して浮上を。
その侭、飛行して浅瀬…
ウゲ!
海上へ複数の機魚が踊り出して来やがった!
腰に吊るしてあった水中ガンを抜き、素早く撃つ!
残弾なんざぁ気にしてる暇はねぇ!
っか、テメーらぁ、魚なのに飛ぶなっ!
あー、機械だから、それも有りなのか?
っても、一部の機魚のみだったので、なんとか撃ち落とせたがな。
大半の機魚は、海上へ飛び上がった後は落下。
その後は、追って来ないようだ。
って、ん?
カメぇーっ!
テメぇも、海面から飛び上がってんじゃねぇっ!
飛行能力はないみたいで、直ぐに落下したがな。
盛大な水飛沫を上げて…をい、軽い津波が発生してんじゃねーかっ!
大尉たちとポットが、慌てて飛び上がってんな。
あそこで、のんびりしてたら、津波に飲み込まれるかんなぁ。
俺は飛行しながら浅瀬へと。
っと、ん?
なんか…カメ型機魚の甲羅にて、一部開いた箇所がないか?
嫌な予感がしたので、即座に回避行動を。
っか、なんか…射って来やがったんだがっ!
聞いてねぇーぞ、をいっ!
俺は、回避しながら、開口部を射つ!
数発ハズレ、甲羅に弾かれたが、何発かは開口部へと。
うや、甲羅の一部にて誘爆が。
直ぐに閉じないから、そうなるんだぞっと。
っても、1m四方も無い程度の穴だ。
普通は狙って当たるモノでもないのだろう。
っか、開いた甲羅が盾のようになってたから、普通の開口部を狙うよりも難易度が高いだろうからな。
開口部を破壊したからか、カメさんがムキになって俺を追う。
完全にヘイトを奪ったてぇヤツかねぇ。
うや?
カメさんの動きぐ鈍ったか?
うん、完全に、浅瀬へ乗り上げたな。
さて、仕留めに行きますかね。




