0084
アーマード用の狩り方は分かった。
分かったのだが…
それは小型で小回りとスピードがあるタイプの狩り方だったんだよなぁ。
カメ型機魚へ接敵し、一撃を入れる。
その後は、即座に離脱して浅瀬へと。
周りがリンクして敵対的になる迄には、ある程度のタイムラグがな。
たまにアクティブになった機魚が居ても、小回りが効くから避けて浅瀬へと。
浅瀬へ着くと、機魚の索敵範囲となるらしく、機魚は追って来ない。
だが、一撃入れたカメは、敵意剥き出しに襲い掛かって来るらしい。
確か…
この敵意を集めるてぇのを、ゲームではヘイトを集める、っうんだったか?
そんなヘイト剥き出しのカメさんなんだが、浅瀬での行動は制限される。
だから、死角をツキつつ、甲殻の薄い場所を攻めて倒すんだとか。
この死角をツクやり方も、アーマードが小型だから可能なんだわ。
サーシャムで狩る場合、誘き寄せる手段から考えないと、不味いだろう。
「マチルダさん」
「なんでしょう?」
「確か、ロケットランチャーってありましたよね。
あれ、コチラへ送れます?」
そう確認をな。
「可能ですが…
どうなさるので?」
「それって、水中で使用可能なタイプってあります?」
そう尋ねたら、理解してくれたようだ。
「ああ、浅瀬から攻撃して誘き寄せるんですね。
それでしたら、推進機付きの銛を射出する、水中ライフルが御座います。
ただ、弾数は5発で、再充填は拠点でしか行えません。
使い所が限られており、あまり使われない銃器ですね」
そんな応えが返って来たよ。
まぁ、汎用的に使うには、使い難いタイプの銃だろう。
だが、今回のミッションには最適だな。
「それ、良いですね。
こちらへ送れるなら、搬送願えますか?」
そう告げたら、マチルダさんからな。
「かしこまりました。
直ちに、手配いたしますわ。
後、実剣と実槍も合わせて送りますね」
おっ、そいっぁ、助かるねぃ。
「それは有難い。
お願いできますか?」
「かしこまりました」
っうことで、武装が搬送されて来るまで時間がな。
その空いた時間で、何処へカメ型機魚を誘導するかを決める。
アンソニー大尉の話しでは、カメ型機魚がアクティブになった後、その周辺か徐々に周りの機魚がアクティブになるそうだ。
で、影響範囲は、カメさんから半径500mらしい。
つまり、1kほど離れて攻撃すれば、直ちに魚群へ飲まれることはない。
ないが、ヤツらの速度はサーシャムを凌ぐ。
故に、直ちに浅瀬へ向かう必要があるだろう。
「そう考えたら、あの窪んだ感じの場所からの攻撃が良くね?」ったらな。
「さようですな。
浮上すれば、即座に浅瀬となりますしなぁ。
コチラとしては、好都合でしょうな。
まぁ、タイミングを誤ると、魚群へ飲まれる可能性がありやすが」
だよねぇ。
ただなぁ。
「その危険もあるけどさ。
浅瀬からカメへ追撃入れられそうなのは、利点じゃね?」
そうなんだよ。
崖のように、いきなり深くなってるからさ。
上からカメへ追撃できるんだわ。
まぁ、初撃は、流石に届かないからさ。
だから水中で行う必要がある。
だが、アクティブなカメさんが、俺を追って来たらさ、浅瀬から追撃できるのはデカい。
ただ、浮上中に機魚に追い付かれる可能性がな。
そんな話しをしているとな。
「搬送中の武装へ、爆雷を追加して置きました。
それを離脱時に使用されては?」
そうマチルダさんがな。
一撃入れて離脱し、浮上中に爆雷を投下。
追随して来る漁具へ、爆雷でダメージを。
その間に浅瀬へと逃げ込む訳か。
いけそうじゃね?
「ただ、爆雷が起こす海流に留意が必要ですぜ。
そこに考慮すれば、良い案じゃねぇですかねぇ」
そうアンソニー大尉からも。
なら、それで行くか。
後は、武装が届くのを…
「今、浅瀬へ物資を空輸いたしました。
あちらで武装を受け取ってください」
そうな。
武装も来たみたいだし、さて、やりますかね。




