0072
ビルの地2階へ着いてエレベーターから降りた訳なんだが…
……… ……… ………
んだぁ、ここ?
アトラクションルーム?
っか、天井広いは、ドーム状で広いは、でな。
壁際には、様々な筐体が置かれてるんだが、岩場やちょっとした林が作られてんぞ。
そこにアスレチック器具なんぞがな。
ただなぁ、サイズがおかしい。
明らかに2.5m〜3m超え巨体の持ち主が使うサイズだ。
こんなん、誰が使うんやねん?
そう思って辺りを見回すと…
あー、アーマードかぁ。
トライポッドが人型兵器とすると、アーマードは歩兵支援機と言える。
こちらも兵器ではあるが、小回りが効くため民間でも研究がされているそうな。
ある程度はセンサーと、人体嵌め込み式の操縦室にて、操縦者の動きをトレースして稼働するらしい。
だが、あまりスムーズに動ける訳ではなく、その動きは愚鈍と言って良いだろう。
工事現場などで、ある程度は活用可能なレベルではあるが、戦場では的だな。
ましてや宇宙空間や海底では、制御が厳しく使えない。
最近は精神同調システムの小型化が進み、トライポッドだけでなくアーマードへも搭載可能になったとか。
近くの端末で確認すると、ここに有る試験機は同調機が積み込まれている型だったよ。
つまり、俺でも制御可能な訳だ。
ちょっとした好奇心で、アーマードへ機乗可能か端末で確認をな。
ふむ、問題なく乗れるらしい。
ならば試してみるのも悪くないか?
一種のアトラクションまたいな感じか?
その感覚で機乗申請を。
うや、スンナリと許可がな。
なのでアーマードへ機乗することに。
アーマードは肩から上が、前側へ折れ曲がるように駐機していた。
えーっと、空いた穴へ上から入る感じ?
補助機が搭乗をサポートしてくれる。
っかさぁ、サポート無しに機乗できんわっ!
足と腕を嵌め込むように乗り込むと、俺の体に密着するように内側が膨張する。
これで遊び部分がなくなり、アーマードと一体化ってな。
意外と乗り心地は悪くない。
ん?
前に倒れてた上部が戻って蓋されたな。
肩から上は円形空間となっており、そとの景色が写しだされている。
手足を動かすと、それに合わせてアーマードの手足が動くな。
ん?
愚鈍って聞いてたんだが…ヤケにスムーズに動くな。
軽く走って見るが、俺が走るより速く走れるぞ。
しかも、俺に負荷は掛かってないからな。
普段より楽に動けてたりする。
試しにアスレチック機器を使ってみたんだがな。
楽々あつかえたよ。
サルトビっうアスレチックチャレンジ番組がある。
ファンが居るのだろうか?
その施設が再現されてたよ。
むろん、アーマード用のだぞ。
だからサルトビチャレンジってな。
これは生身ではチャレンジ不可能なのでな。
あんなチャレンジ、良く挑むものだ、っと思ってたんだがなぁ。
このアーマードならば、俺でもイケルんじゃね?ってな。
つい、出来心でさ。
でぇ、まさか、まさかだよ。
軽く全面クリアできました。
これ、生身だと無茶な内容なんだがなぁ。
アーマードって、スゲーなぁ。
その後、リンクでローラダッシュやフォバァー移動などを試す。
これさぁ、慣性中和や重力制御にて、Gなどの負荷は感じないんだわ。
だからさ、楽しくなって、午前中乗り回しちまったぜ。
AIから昼食時ってアナウンスがな。
それでアーマードから降りることに。
これ、乗るより降りるのが大変じぁ…
あ、重力制御で浮かせるのね。
なるほど、それで乗る時も楽だったのかぁ。
まぁ、補助機のサポートはあったがな。
アーマードから降りて食堂へと。
実は食堂が99階と100階に在るらしい。
社員食堂で、社員割引されているのだとか。
和洋中以外にも、様々な料理を出す店がな。
外部から誘致しているが、あまりに人気が出ない場合は解約になるそうな。
チェーン店やコンビニまであるが、全て社員割引されてるみたいだ。
っか、既に小さな商店街規模なんだが?
流石は海外企業。
やる事が違うわい!




