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0068

後輩からの追求を躱す必要は…無いかぁ。

結局はバレるだろうからな。


「俺はガラドガルグのビルに入居したぞ。

 むろん、社宅あつかいだな。


 っか、お前も社宅に入れば良いんじゃね?

 なんで、入居先探してんだよ?」ったらな。


「いや、広すぎるっす!

 独り者には、過ぎた環境なんすよ。

 持て余すっす!」ってな。


だからさ。


「いや、使わなければ良いだけだろ?

 メンテなんかは、ホームサーバーがドロイド使ってするだろうしな。

 家事なんかも、する必要はなくなるんだからな」


俺がホームサーバーに指摘されたことをな。

したらな。


「っす。

 それは、そうなんっすけど…

 チームメンバーの社宅が近所なんっすよねぇ」なんてことをな。


だからさ。


「ん?

 別に近所でも良いんじゃね?

 別に仲は悪くないだろ?」


まぁ、人間付き合いは、色々あるからなぁ。

だが、それを調整して、チーム雰囲気を良くしてある。

近所付き合いも、円滑にできると思うのだが…

はて?


「いや、そのっすね。

 確かに飲みに連れてってくれたり、お呼ばれされることもあるっす。

 だから、それは良いんっすがね」

「なら、良いじゃねぇか?」

「ただ、チビたちに、強襲されるんっすよ!

 近所に引っ越したら、溜まり場に確定っす!

 アイツら、容赦なく纏わりつくっすからね!


 アイツらの相手するのって、結構キツいんすわ。

 それが毎日になったら、堪らんっすから…」


あー、確かに…

後輩は、チームメンバーの子供たちに人気がなぁ。

っか、纏わりつかれて、振り回されてたわ。


「まぁ、なんだぁ。

 人気があるのは、良いことだ。


 だがなぁ。

 結局は、歩いて通える範囲に引っ越すんだろ?


 なら、何処へ引っ越しても、結果は変わらんと思うが?」


俺が告げるとな。


「それは…盲点っした。

 はぁ、それなら、戸建て社宅にするっすかねぇ。

 しかし…源さんとこの円香ちゃんが、年頃なのに来るんっすよね。


 チビたちの面倒見るのを、手伝ってくれるのは嬉しいんっすが、最近は家事までしようとするし…

 高3っすから、受験勉強しないとダメっすよね?

 まぁ、だから教えてるんっけど…


 源さんが怖いんっすよねぇ。

 困るんっすよ、ホント」


「いや、ならさ。

 お前が源さん家へ行って教えれば良いじゃね?

 したら、流石にチビたちも遠慮するだろうし、源さん家なら、源さんも安心するだろ?」ったらな。

「安心っすか?

 何に安心するっす?」ってな。


コイツ…マジかぁ!

円香ちゃん、コイツ、アンタの好意に気付いてねーぞ。

とんだ朴念仁だわ、あ、後輩か、仕方ないかぁ。


「まぁ、なんだ。

 今の遣り方なら、お前の懸念も解消するだろ?」

「っすねぇ。

 なら、割り振られた社宅にするっすかぁ。

 しかし…戸建て3階の洋館っすが…

 庭も在って広過ぎっす。

 落ち着かないっよー」


そんなこと言うからな。


「それは知らん!

 その内に慣れるだろ?」っといた。


「そんなもんっすかねぇ?

 で、先輩家は、どんなんっすか?」


あー、誤魔化せて無かったかぁ。


「まぁ、普通の部屋だぞ、うん。

 ビルの中だしな」


ビルの中なのに、庭や農場や牧場があるのは言わない。

明らかに異常だからな。


「っすかぁ。

 なら、今からお邪魔して良いっすか?

 先輩宅も見たいっす!」っからな。


「もう夕方だぞ。

 まだ引っ越し前だろが?

 帰って引っ越し準備でもしたらどうだ?」


そう告げたら、渋々っ引き下がったよ。

ふぅ、面倒なヤツだ!

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