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0066

食事を終えた俺は、ダイニングから玄関ホールへと。

いや、別のルートもあるそうなんだが、最初は起点を決めて動かないと分からなくなるからな。


玄関ホールへ戻った俺は、玄関から入って正面の通路をな。

移動するとリビングだな。

その先がバルコニーかぁ。


っても、パルコニー風の室内なんだがな。

いや、意味分からんからな。


そのバルコニー風の空間から庭へと。

うん。

室内へ、あつらえられた庭?

んじぁ、そりゃ。


えーっとぉ、豚さんは却下されたみたいだが、小型の乳牛と鶏がな。

池には、川魚が…いや、海の魚じゃね?

あ、川魚も居るな。


池が別れていて、片方が海水みたいだ。

喫水の場所もあるのか?


広さは、さほどでは無いのだが、簡易牧場と養殖場が。

奥には棚が何個も。

んだぁ、アレ?


えっとぉ、一段一段に植物が植えられてる?

いや、浮いてる?


あ、水耕栽培てぇヤツか?

色んな種類の植物が栽培されてるみたいだ。

天板には、米や麦に蕎麦などの穀物類か?


結構な面積なんだが?

これ、家庭菜園レベルを超えてるだろ。


家庭農園の反対側は、芝生が敷かれた庭にな。

ん?

本物だと思ったら、人工芝かぁ。

っか、芝生風の絨毯てぇ感じやね。


子犬や子猫がさ、まったりしとんのだが?


「なんで、子犬や子猫が?」ったらな。


『成犬と成猫ですよ。

 アニマルセラピー用に交配されたそうです。

 世話は、こちらで行います。

 ご主人様は、またに構ってやって頂ければ』


あ、さいで。


しかし…あちこちに透明な太い柱がな。

強度には問題ないんだろうが、柱が見えないから走ると危険かな?

そう思い柱を触ると、表面は柔らかかった。


「まるでクッションだな」ったらな。

『危険防止のため、表面はクッション性の高い素材で覆っております。

 故に、柱へ激突して怪我を負うことは無いでしょう。


 実は、この階は新しいライフスタイルを模索する、モデルルームとして造られておりまして。

 その内で1番広い部屋を確保いたしました。


 まぁ、私が管理研究に参加するのが条件ではありますが…

 事後報告となり申し訳ありません』


そうホームサーバーがな。


「なに構わんさ。

 家のことは任せてんだしな。

 お前が必要って思ったんだろ?


 それにお前は、俺が手を入れて成長型を発展させたAIなんだからな。

 色々経験して成長したら良いさ。

 まぁ、たまにメンテはさせてくれよな」


『はい、ご主人様。

 それでですね。

 カラドガルグ社から、私のプログラム提示願いが来ておりますが?』

「却下で。

 お前は、俺がプライベートで改修したAIだからな。

 外部に公開する気はないよ。


 まぁ、お前のことだから、プロテクトは十分だろうけど、ハッキングには気を付けてな」


『そちらは、重々承知しております。

 多重プロテクトにデコイなど、様々な防衛策を日夜模索しておりますから。


 悪質なハッキングやクラッキングに対しては、カウンターにて対処しております。

 アチラのシステムは崩壊しており、復旧も不可能になっておりますから。


 しかし…国クラスでハッキングして来て、国家クラスのシステムがダウンして再構築不可能になったのに、それを隠蔽って…

 アホなんですかねぇ?』


いや、俺が思ってた以上に規模がデカい話しになってねーか?


「おいおい、大丈夫なのか、それ?」

ヤバくね?


『大丈夫ですよ。

 数多(あまた)あるハッキング先の1つに過ぎないですから。

 報復は、かの国の仮想敵国に見せ掛けております。

 苦情を入れて、逆に問題になってますねぇ。


 自分からハッキングしていたことを告げますかねぇ…

 アホですねぇ』


う〜ん。

どこの国なのかは聞かないが…そらぁ、阿呆だな。

世の中には、救いようの無い国も在るてぇこったな、うん。

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