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まぁ、なんにせよ。
我がチームの価値は、ガラドガルグにて上がったみたいだな。
有吉さんも、俺の枷として引っ張ったチームが、思わぬ拾い物になってビックリだろう。
まぁ、棚ぼた、ってぇヤツだな、うん。
新しいオフィスで、しばし環境を確認などしてるとな、狩夜さんからさ。
「皆さん、今後のことについてブリーフィングを行います。
隣接するミーティングルームへ移動願います。
詳しい話しは、後ほど嶋咲部長から行われますので、簡単な話しだけとなります」ってさ。
なので俺たちは、狩夜さんに示されたミーティングルームへとな。
で、そこで説明されたのは、先ずは引っ越しするかどうかのヒヤリングだった。
まぁ、住処の確保は必要だわな。
でな。
本来なら借り上げ社宅の配布となり、家賃も会社が3割負担してくれるらしい。
だが、ウチのチームの場合、もっと控除される可能性がな。
更に給料は、前の会社の3倍は確約らしい。
っても、前の会社が安過ぎたんだがな。
派遣などのメンバーは、更に給料が上がるぞ。
まぁ、前の会社が払う賃金より、派遣社員のソレは下がるからなぁ。
当たり前だな。
まぁ、派遣会社が前の会社から契約料を受け取り、そこから契約会社が取り分を引いた後から支給だからな。
派遣会社への支払いは、社員の給料より抑えられている。
まぁ、そうで無ければ、派遣社員を雇う意味がないのでな。
派遣会社としては、容易く社員を引き抜かれては堪らない。
だから契約にて縛っているんだが…
それはカラドガルグ社には適応されないからな。
さらに裁判になったら、不当雇用として訴えられるだろう。
なら、なぜ裁判しないかだが…
個人だと負けるからだよ。
だが、カラドガルグクラスの企業相手だと、アチラに勝ち目はない。
だから彼らの身は、無事にカラドガルグへ移るだろうさ。
社宅の規模や家賃の話しを聞いた者は、実家ごと移ることを検討し始めててるな。
そらぁ、家賃が半額以下になるしなぁ。
会社からの補助を受けると更に下がる訳だ。
実家が持ち家である者は居ない。
そらぁ、都会に住んでいて一軒家を持てるようなヤツが、前の会社に勤めに来ないだろうよ。
ましてや派遣ならなぁ。
給料も上がるとなれば、実家ごと引っ越すことも検討に入れるだろう。
さらに世帯持ちなどがな。
カラドガルグが経営する、託児所から小中高大の一貫校が存在する。
なかなかレベルの高い教育を、AIマンツーマンにて受けられるそうな。
人形ドロイドが教育の補助を行い、選ばれた教師や教授の教鞭も受けられると。
なに、その学校。
ただ、カラドガルグ社員の子供しか入れないらしい。
だから一般には知られてないんだとさ。
近辺には、多くの店が誘致され始めてんだがな、それはカラドガルグ主体で行われてんだとさ。
いやぁ、住んでたが知らなかったぞ。
地域貢献および、社員の福利厚生らしい。
そんなんなってたかぁ。
住むのに便利で過ごし易く、さらに会社に近い。
こうなると、引っ越さない訳ないわなぁ。
後輩も会社近くの社宅へ引っ越すことにな。
家事は、会社支給のドロイドが行うそうな。
で、俺も引っ越すことに。
ホームサーバーのデータを移行しての引っ越しとなるみたいだな。
このビルの73階でなぁ。
結構な広さが。
っか、ビル内に、個人用の庭まで用意されてるんだとさ。
いや、意味が分からんのだが?
でな、ウチのホームサーバーが、そこで家庭菜園や養殖を。
更に鳥や小型の牛と豚を飼いたいらしい。
いや、無理だろ、それ。
そう思ってたら許可されたらしい。
はぁ?
自宅で食を賄う、新しいライフスタイルの雛形として、意見が通ったと?
いや、それで良いんかい!




