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しかし…さっきの嶋咲さんの反応は意外だった。

正直、ウチのメンバーは、俺の足枷として雇われたと思ってとからな。


いや、実際には、そうなんだろう。

あの時点では、俺以外のメンバーに対して、価値を見出していなかっただろうしな。


正直、あの場面で頼れるのは、有吉さんしか思い浮かばなかった。

藤堂さんでも良かったが、そうなると課長は無理だろう。


俺の巻き添えでクビになる課長の放置はな。

っても、流石にチームごと受け入れられるとは、予想外だったよ。


まぁ、チームごとだと、俺が勝手にカラドガルグを抜ける訳にもいかなくなるからなぁ。

有吉さんとしては、保険あつかいで、彼らを雇ったんだろう。


まぁ、それだけ、精神同調システムとの同調率が高い俺を雇いたかったんだろう。

なにせ、世界的にも稀らしいからなぁ。


俺が、今のチームに固執していることは、昨日の喫茶店での話しで告げていたからなぁ。

あの時は、移籍を断る牽制として告げたのだが、まさか、それを逆手に取られるとはな。


まぁ、結果的にには助かった訳なのだが。


しかしなぁ。

提供されたオフィスに、皆はハシャいでいるな。

前の会社で使用していた機器とは、雲泥の差だからなぁ。


フリーアドレスであり、皆、それぞれ好きな席へ着いている。

AIは個人ごとに国から支給されるため、会社支給ではない。

そのため、個人AIが企業AIへアクセスを求め、端末ログインが可能にな。


企業AIが開発環境を自動で適応させるため、ユーザーが何か設定する必要などは、無い。

新たな職場へ移動しても、ストレスなしに仕事を始められる訳だな。


まぁ、今日は業務できないがな。

なにせ、何をするかさえ決まってないからなぁ。


っか、前の会社、大丈夫なのか?

俺たちが請け負った仕事は、ウチのチームくらいにしか対処できないハズなんだが?


仕事の発注元は中小企業ではあるが、大会社の子会社だ。

つまり背後には、全国区クラス…いや世界でもメジャーな企業が居る。

出来ませんは、通じない相手なんだが?


まぁ、課長と俺をクビにした時点で、その話しは詰んでるんだがな。

なにせ、内容が分かるのは、課長と俺だけなんだからさ。


多分さぁ、あの会社、潰れるな。

一般社員たちには、悪いことしたかなぁ。

まぁ、俺たちは、完全に被害者なんだがな。


しかし…最新機器に最新システムとアプリ。

こりゃぁ、仕事が楽になりそうだ。

なりそうなんだが…人間が関与できる箇所が、極力減らされてね?


いや、人間が関与を進んで行えば、色々とできることが広がるみたいなんだが…

それなりの能力が無いと、使いこなせないだろう。


俺にとって….いや、俺たちのチームにとっては、最高のツールだと言えるだろう。

だが、初めから、このクラスの機器を使っているユーザーは、機器に大半を委ねるだろうから、使い熟せてないのでは?


俺はテストパイロットとしての権限を与えられているらしく、サーシャムの仕様などの資料が閲覧可能だった。

ゲームシステムを確認したんだがな。


「いや、これ…

 かなりチューニング可能だよな?

 荒が多くね?」


思わず声が。

したらな。


「何か問題でも?」って、狩夜さんがな。


心なしか顔が引き攣ってるような?


「いや、この部分とか、この箇所なんですがね。

 このようなロジックに変えた方が良くないですか?」ったらな。

「え?

 この短時間で、このコードを解析なさったんですか!?」だとさ。


いやさぁ、この程度のこと出来んと仕事にならんだろ?

ウチのチームメンバーなら、誰でもできるんだが?


「また先輩が無双してるっすか?

 まぁ、俺たちも先輩に鍛えられてるから、コード解析なんかは日常茶飯事っすしねぇ」


いきなり割り込むんじゃねぇ!

こいつ、狩夜さんに話し掛ける隙を伺ってたからなぁ。

困ったヤツだ、全く。

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