0053
コーヒーも来て一服した後、有吉さんがな。
「こちらから、お伺いしたいことがあるのですが…その前に何か仰りたいことが、ございますか?」ってな。
なのでさ。
「とりあえず、サーシャムのことで、1つ確認させていただきたいのですがね」そう返しておく。
するとさ、有吉さんも、俺が尋ねそうにしている事を察してたんだろう。
軽く頷いてからな。
「左様ですか。
して、どのような?」っと促して来たよ。
だからな。
「今週の木曜からサーシャムをプレイし始めたんですがね」ったらな、有吉さんが、なんかビックリしてるんだが?なんだ?
まぁ良いか。
その侭続けてな。
「異様なほど早く昇級するんですがね。
バグじゃないのか、確認したくてですね」
そう俺が告げるとさ。
「いや、バグではございません。
詳細までは確認してはおりませんでしだが…アキラ大佐殿」
「いや、ちょっと待って貰えます?」
「どうなされました?」
いやさ、話な腰を折る感じで悪いんだがな。
「私は武道と申します。
その下の名での大佐呼びは、勘弁していただけますかな?」
俺は軍人になったつもりは無えっ!
俺が告げるとさ。
「これは申し訳ない。
ただ自己紹介いただいておりませんでしたので、プレイヤー名となってしまいました。
ご容赦いただきたい」っとな。
いや、今度はさ、こちらがバツの悪い顔をする羽目にさ。
「失礼。
そう言えば名乗っておりませんでした。
私は武道アキラと申します」って会釈をね。
有吉さんも頷いてさ。
「名乗っていただけ恐縮です」ってな。
それでな。
「ゲームプレイヤーの方には、身バレを厭う方もおられまして。
ゆえにプレイヤー名で呼ばせていただいておりました」だってさ。
なるほどね。
登録制のゲームでなくアーケードゲームだからなぁ。
名乗らんヤツらも多いんだろうさ。
まぁ、プレイヤー名呼びは納得できたし、コチラへ名乗りを促さなかったこともな。
なので俺が頷くと。
「こほん。
さきほどの続きですが、武道さんのプレイ実績を鑑みる限り、おかしな話ではありません。
サーシャムシステムの統合サーバーからも不正やバグは無いとの報告を受けております。
サーバーAIによりますと、武道さんのシステム同調率が高い為とのこと。
それによる実績ですので、システムには異常ございません」
だってさ。
同調率ねぇ。
「私は、そんなに同調率が高いんですか?」
自覚ないんですが、はて?
したらさ、有吉が頷いてな。
「高いですな」って。
で、続けてさ。
「一般的には5%前後の方が多いです。
1%未満の方も居られるくらいでして。
軍人パイロットの平均が15%で、もっとも高い方で35%だとか」
ほぅ、そんな感じなんやね。
「それでですな。
武道さんの場合…」って、間を空ける。
いや、焦らすなやっ!
「なんと、78%でして」
は?いや、今、なんと?
「あー、聞き間違いしたみたいでして。
何%でしたか?」聞き間違いだよな?
「78%ですね」
聞き間違いじゃねーんかよっ!
ジーザスぅっ!!




