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シートに身を沈め、気を抜いている俺へな。
「お疲れさまです、アキラ少佐殿」って、マチルダさんがな。
って、待て。
今、何っうた?
「今さ、少佐って言った?」と確認すると。
「左様ですが?」ってね。
だからさ、思わず。
「また?またなのかね?
ホイホイと階級上がり過ぎじゃない?」った俺は、おかしくはあるまい。
したらな。
「アキラ少佐の功績が高いからですわ。
だいたい、大型魚類討伐で良いのに、何でサメ型機魚なんですか?
普通は逃げますよね?
複数チーム合同で仕留めるのがやっとの敵を、何で単独撃破してるんです?
しかも複数って…
さらにマンタ型機魚って、ライブラリーでは大破率100%の死神と恐れられてる機魚を、撃破してますよね。
これだけの戦果を上げれば、昇進しますわ」って、ことらしい。
いやいや、そがぁなこと、知らんがなぁ。
討伐に出て遭遇したのが、サメ型だったんだからさ。
不可抗力じゃね?
「な、なら…しか無い、のか?」なんだか、合点がいかないのだが…まぁ、ゲームだしな。
だがな、俺の考えは、まだまだ甘かったらしい。
「そして、史上初の3階級特進が検討されておりますわ。
承認されれば大佐となりますので」などとな。
「いや、意味が分からん」
どう言うことだってばよぉっ!
したらさ、マチルダさんが困ったようにな。
「少佐、エネルギーと弾薬が足りたのは、アキラ少佐の功績なのですが…気付いてられませんわよね?」ってさ。
いや、気付くもなにも、どう言うことだ?
「アキラ少佐が撃破したサメ型機魚のエネルギーコアにて、エネルギー確保が。
そして、その残骸より弾が作り出されたのです。
物資補給の功績は大きいですわ。
あの補給が無ければ、とてもではありませんが、あの場を切り抜くことは叶わなかったでしょう」っと、言うことらしい。
いやいや、もしサメ型機魚から逃げてたらさ、エネルギーと弾が尽きてゲームオーバーだったやんね。
なに、その罠。
「そして、致死率100%と言われる飛びダツ機魚から船団を守った功績も大きいのですが…
実は近海を航行していた船舶や船団が合流しております。
有力財団や帝国からの派遣部隊も含まれており、そちらからの感状も届いている関係から、昇進は免れないかと」
いやぁ、そがぁなことになっとんのやね。
もぅ、好きにしてぇな。
マチルダさんとの遣り取りに疲れて来ていた俺へデッカー氏がな。
「アキラ准佐殿、助かったよ。
取り敢えずは降りたらどうかね。
助けて貰った礼では無いが、一杯奢ろう」ってさ。
良いね、それ。
「了解です。
では、降車します」って告げ、サーシャムを停止。
降車はさ、コックピットから降車ワイヤーにて行うことになるだろう。
シートベルトを外し、ドアを開けると…
あ"、そう言えば…これ、ゲームだったけか?
ノーっ!奢りの酒がぁっ!
グッスン。




