0046
サメさんさぁ、硬いは、速いは、でな。
なかなかに梃子摺らせてくれますです、はい。
随伴機から水中ガンでの援護射撃がな。
そちらへ気を取られたのか、途中で旋回を。
生物とは違い柔らかい部位などは無い訳だが、部位結合の関節部などはある訳でな、そこが丁度、目の前で開いてさ。
う〜ん、随伴機、グッジョブ!
すかさず実剣を捩じ込んでやるとな、重要な機関だったのか誘爆をさ。
直ぐに実剣から手を離して離脱したからさ、爆破には巻き込まれなかったよ。
だが、乱れた水流に翻弄されちまったぜ。
実剣を失っちまったが、仕方あるまい。
代わりに水中ガンを使うかねぇ。
実害らしき実害はなく武装を水中ガンへ切り替えてたんだがな、撃破したサメの爆破が誘引したのか、別のサメ型機魚がさ。
近付かれては厄介なので、関節部が開いたタイミングを狙って…撃つ!
水中ガンから放たれた杭のようなモリが、サメ型機魚の関節部へと。
先程、実剣を叩き込んだ箇所へと鏃がめり込むと、やはり誘爆がっ!
『う〜むぅ、あの距離から弱点へ叩き込みやすかい。
参りやしたぜっ』っと、アンソニー大尉がさ。
いやアータ、口調砕け過ぎやねっ?
『アタイじゃぁ、真似できませんわね。
水流で軌道がズレるから、当てるのも難しいのに…
やはり佐官になる方は、違いますわ』
そうキャンディ大尉が。
「そんなに凄いことか?
サーシャムの射撃補正で命中率が上がってるだろうに」
不思議に思い、そう尋ねるとだ。
『准佐殿、それ…マジで言ってやすかい?』っと、アンソニー大尉からさ。
したらな、キャンディ大尉がな。
『オヤッさんさぁ、准佐殿は同調率が高いんじゃないかなぁ。
同調率が高いとさ、射出タイミングも向上するらしいじゃない』ってな。
暫くは2人の遣り取りを聞いてた訳なんだが…
そうか、サーシャムとの同調率が低いと、射出タイミングへ狂いが生じるから当たり難くなるのか。
2人の会話から、それを知った訳で…
「確かに同調率は高いらしいな。
最初から普通にサーシャムを走らせたりしてたしなぁ。
あれも同調率が高いらしいんだが…
ぶちゃけ、俺は普通にサーシャムを動かしてるだけだかんな。
どう違いがあるのか、サッパリだぜ?」ったらさ、2人に呆れられたよ。
解せん!
てなことを話している間にな、サメさん5匹追加撃破です。
てかさぁ、サメ…多くね?
無人機によるコア回収が行われているからさ、コアの取り残しは無いみたいだ。
随伴機もコア回収する話しにになっていたような?
ってもな、適時にな、フォロー射撃が入る訳で…
いやな、ソロよりもチームだな、うん。
実に討伐し易くなった訳でな。
「ようやく、途絶えたか…な?」って、思わずな。
『いや、別機が来てるようですぜ』っとアンソニー大尉がな。
言われてレーダーを確認すると敵影が。
また、お代わり?
勘弁して貰えますかねぇ、ふぅ。




