0043
話しを聞き終えたので出ることにな。
ハンガーから当たり前のようにサーシャムをだす。
そういやぁ、これに苦労してたんだったけか?
難しいとは、思えないんだがなぁ。
ハンガーから出て歩き始めるとな。
「海側の門へ向かって下さい。
随伴機および支援車両が、既に待機しておりますので。
調査団の方々も待っておられるようですわ。
それと…」
ん?なんだろね?
「調査団団長から挨拶がしたいと。
どうなさります?」
そら出んとまずかろう?
「そうだな、受けよう。
繋げて貰えるかい?」ったらさ。
「かしこまりました」ってね。
すかさず、映像がマチルダさんから、おっさんへと。
チェンジで!
まぁ、そう言う訳にはいかない訳で…
「初めまして、アキラ准佐殿。
私は調査団を率いるデッカーと申します。
どうぞ、良しなに」
「これは丁寧な、ご挨拶、痛みいります。
この度、護衛の任を賜りました、アキラと申します。
准佐へ成りたての若輩者ではありますが、精一杯勤めますので、よろしくお願いいたします」
定番の挨拶応酬ってな。
「それは、それは、頼もしいですな。
獣機の荒野を尉官機にて単独踏破された英雄。
期待しておりますぞ」
はぁ?英雄?誰が?
「英雄などと、買い被り過ぎですよ。
私はサーシャムに乗り始めて間がない初心者ですので。
出来ることは致しますが、過分なご期待には応えられないかもしれませんので」
幻滅されても良い、要らぬハードルは下げないとな。
「これは、ご謙遜を。
機獣ベァーを討伐なさったと伺いましたぞ。
何人もが撃破されており、避けて通っておったルートか使用可能になったと、基地で騒ぎになってありましたからなぁ」
はぁ?
あのクマ…そんなに危険な機獣だったのかぁっ!
謀ったなぁっ!セントラルサーバぁっ!
そんな話しをしつつ、海側の門へと。
随伴機が2機待機してたんだがな。
「あのさ、マチルダさん」
「何でしょう?」
「随伴機の機体なんだけど…なんで、俺がカスタマイズした機体?」
そうなんだよ。
随伴する2機なんだがな。
俺が中尉の時に使用していた機体そっくりなんだわ。
どゆこと?
「アキラ准佐が騎乗されていた尉官機の性能が認められまして。
特にアキラ准佐に同行するには、このクラスの機体でないと随伴不可能と判断されたようですわね。
アキラ准佐機のデータを元に、専門チームが造り上げた機体ですので、アキラ中尉機よりも高性能となってるそうですわ」
いや、それってさぁ…ズルくね?
俺が考えた機体をパクった訳やん。
酷くね?
そう思ってたのに気付かれたのか。
「なお、先ほどの報酬へ、アキラ中尉機データを使用した使用料も含まれてますわね。
更にデータ反映するごと、1機につき使用料が払われるそうなのです。
羨ましい限りですわ」
ほぅ。
何機に、俺のアイデアが反映されるのかは知らんが…
不労所得っうヤツが入るってか?
これが現実ならなぁ。
侭ならんもんさね。
その後、随伴機のパイロットからの通信がな。
着任の挨拶ってヤツだ、うん。
1人はさ、如何にも軍人てぇ感じのゴツい、おっさん。
うん、チェンジで。
もう1人はさ。
ブロンドロングの髪がウェーブしてるのが印象的な美人さん。
うん、分かってらっしゃる?
いやさ、アータ…マン?
男ぉ!
詐欺やん。




