0039
サーシャムが映るモニターは離れ過ぎて見れないんだが…
何故か、おっさん連中とサーシャムについて井戸端会議をすることにな。
会社近くのゲーセンでは、サラリーマンのプレーヤーが多いことを伝えるとだ、かなり興味を持たれちまってなぁ。
そこからサーシャム談義ってな。
おっさんの集いには、逆に高校生や大学生などの若い衆は加わり難いようでな、何人かが遠巻きに話しを聞いてんな。
そんなに面白い話しかいな?
おっさん連中はな、奥さんの買い物に付き合わされて来たらしいんだがな、奥さん達が井戸端会議はじめたらしく、子供らを連れてゲームコーナーへとな。
したら、子供らはサーシャムに夢中になったらしい。
そこへ俺が現れ、モニターの様子を見て来ただけでなく、ゲームの内容を店員さんへ告げた訳で…
そらさぁ、何か気になってた、おっちゃん連中が群がるわな。
っうことで、おっちゃん井戸端会議ってな。
「しかし…片道2時間半ですか。
往復5時は遠いですなぁ」
「電車賃も馬鹿になりませんぞ」
「さよう、さよう。
ゲーム代が五百円と言うのも痛いですな」
「ですが…」
「ええ、サラリーマンが集う場なら、私共でもプレイし易いでしょうなぁ」
「しかし、家族を放って行くのは…」
「「「ふぅ〜むぅ」」」
うん、家庭持ちはさ、何かと大変みたいだな。
「して、そちらでプレイなさったので?」
そう聞かれたのでな。
「まぁ、それなりには。
あのゲームは酔っていたらプレイ出来ないですよ。
私以外が酔客でしてね。
頼まれてプレイした訳です」
「ほっほぅ。
で、どうでした?」
興味津々だな。
「あのゲームは同調率が高いかどうかで難易度が変わるみたいですよ。
同調率が高ければ、誰でも上手くプレイできるんじゃないですかねぇ」
誤魔化せたか?
「さようですか。
たしか同調率とやらが高い者は少ないと聞いたような…」
あ、知ってんだな。
「たまたま私は高かったみたいでして。
だから、私の感想は当てにならないかもしれませんね」
そんなことを話してたらな。
「なぁ、おっちゃん」って、高校くらいのガキがな。
「なんだ?
小僧?」
礼儀を知らんガキへ、ぶっきらぼうになるのは仕方あるまいて。
したらな、ガキの頭を叩いた大学生がな。
「弟が失礼しました」ってな。
「いや、良いよ。
で、何か用かい?」
なんだろね?
「あそこのゲーム機でプレイした者なんですが、どうも上手くプレイ出来なくてですね。
もしコツなど、ご存知でしたら教えていただけないかと」
いや、そんなことを言われてもなぁ。
「プレイしていたら、ある程度は同調率が上がるらしいんだがな。
俺は、最初から同調率が高かったからなぁ。
コツと言われても…」
コイツは困ったぞっと。
「では、一度プレイして見せて貰えませんか?
プレイ代持ちますので」
いやさぁ、おっちゃんズ。
アンタらも興味深い顔で見んなやっ!
「まぁ、別に用事も無いし、良いが…
皆んな並んでんじゃ無いのか?」って尋ねたらな。
「そろそろ軍資金が心細くてですね。
諦めるか話していたところなんですよ。
だから、最後に他所のゲーセンでプレイした方の動画を観たいとなりまして」
さいで。
最近、この手の頼まれごと、多くね?




