表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
28/90

0028

しかし、ここの料理は美味いな。

ちょっとした料亭クラスだぞ。


っなことを思ってっとだな。

「こら、こら。

 そんなに沢海老の素揚げを取るな。

 百瀬は沢蟹を持ってくなっ!

 ったく」


なんだ?

(いさか)いか?


「どうしました?」ったらな。

「いやな。

 櫻井はエビが、百瀬はカニが好きでな。

 ちょこちょこと、俺のツマミを取るんだわ」


「結構な量があるんだから、ケチケチしないで下さいよ」

櫻井さんが、不満気にな。


そうこうしている内に、次の料理がな。

いやな。

刺身の盛り合わせに、照り焼き、炭火焼きの魚介系とだな。

エビチリ、エビマヨ、カニハサミのフライにカニクリームコロッケ。


うん、何というミスマッチ!


い、いや…個々に見ればマッチしてるのか?

藤堂さんは純米酒を、ぬる燗にしてやってんな。


まぁ、俺も相伴にあやかってんだがな。

いゃぁ、魚介にはさ、やはりポン酒だな。

美味いのなんのって。


して、お嬢様方なのだが…

コチラは白ワインで、やってんな。


揚げ物とワインはさ、魚介だろうと意外に相性がよろしいようで。

生魚とワインはさ、壊滅的に合わないけどなっ!


俺もさ、エビチリなども頂いてみたが…酒よりもワインかとな。

だが、揚げ物や辛い系はさ、やっぱりビールだろっ!


「先輩、チャンポンし過ぎっす!」っう後輩が、1番チャンポンしてやがる。

「この料理には、これっす!」てなことを言いながら、ビールに日本酒、紹興酒、ワインに焼酎と、節操がない。

これで深酔いしないってぇんだから、呆れるわい。


俺もさ、結構、酒に強い方と自負してたんだが…コイツはザルどころか枠だかんな。

後輩の飲みっぷりを見て、流石に櫻井さんも競おうとはしなかったな、うん。


「しかし…結構、良い食材を使ってますねぇ。

 この値段で提供して、ペイするんで?」っと、思わずな。


流石に天然物や養殖物は、高くて庶民の手には届かない。

今の世はさ、合成食材が当たり前だからな。


ってもな、生命を宿さない魚介や哺乳類に鳥類、野菜までもを、昔あったと言う3Dプリンターのごとき機器にて、作り出すかごとく、生み出してるかんな。

本物と変わらないクオリティで作り出される食材だが、それでも優劣はある。


養殖物や天然物に近いほど、値段は高くなる訳で…

俺のな、そんな疑問へ藤堂さんが。


「いやな、この店の食材は親戚筋の会社が生産していてだな。

 市価よりも遥かに安く卸して貰ってんだわ。

 中小企業ではあるが、なかなか高い技術力をもっててだな。

 最近開発した機器で、さらに天然物に近い食材を作れるようになったそうだ。


 そんな食材を、いち早く入手できることも、この店の強みだな」


なるほど…なればこそ、この味かぁ。


昨今、天然物や養殖物はセレブしか食べれない。

これも、世界人口が増えたためだ。


先進国は少子化だが、発展途上国がさ。

以前に食糧難にて、世界危機と言われるほどになったことがな。


その頃にな、月やスペースコロニーへの移民が推奨され、途上国から人員が選出されたそうな。

移民先では、様々な食糧生産がなされ、それが、こちらへと送られるようにな。


それでも食糧不足は深刻でな。

色々と解決策を模索して、この合成食材へと、たどり着いた訳だ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ