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0023

海岸沿いに設けられた基地へと辿り着いたんだがな、このルートはハードモードだったらしいわ。

通りで苦戦するとおもったぜっ!


「いやいや、苦戦って…

 普通は辿り着けませんから」

マチルダさんとの話しに、基地職員が割り込んで来る。

俺の癒しに割り込むで、ねぇっ!


「それだけ、アキラ中尉が優秀なのですわ。

 いえ、大尉ですわね」

「はぁ?

 大尉?

 早くね?」

思わずな。


したらさ。

「この基地へ辿り着けるのは大尉以上ですわ。

 しかも佐官機の随伴としてですわね。


 本来は単独移動成功っと言う偉業から、佐官クラスへの昇進も有り得るのです。

 ですが二階級特進は、通常ありえないため大尉となります。

 現時点にて大尉への昇進辞令が届いておりますので」


いや、マジで?

その後は、ハンガーへと誘導される。

ハンガーへと辿り着き、駐機させ…


「アキラ大尉、お疲れさまでした。

 次のミッションで、また、お会いしましょう」

そう告げられ、マチルダさんとの回線が切れる。


寂しいことだな。

なんてことを思っていると、ハッチが開く。

外は基地…では無いな。


そういや、ゲームだったわ、ははっ。

俺は、頭を掻き掻きベルトを外す。


コンパニオンさんのサポートが素晴らしい。

スルリと筐体から抜け出せたぜっ!


っかさぁ、俺を呼び出した奴等は出迎えなしかよっ!

酷くね?

っと思ったらな、モニターを齧り付く勢いで観てましたよ、ええ。


そっかぁ。

時間加速されてっから、リアルで観る映写は終わってねぇ訳ってな。

小恥ずかしい(こばっずかしい)ってなっ!


とは言えだ、自分のプレイを視聴するのも一興ってな。

俺も観てみるかねぇ。


モニターへ映り出されているのは、サーシャムを外から撮影したものだった。

違うモニターへは、コックピットの映像だな。


俺とマチルダさんとの会話も筒抜けかよっ!


おおぅ。

結構な、迫力だねぇ。

外からの映像ではさ、サーシャムが雑魚を斬り棄てるだけでも絵になるもんだわ。


俺にしたらさ、作業に過ぎないんだがなぁ。

シカは既に討伐済みだな。

そろそろ、クマがでるぞぉっと。


うん、出たな。

モニターで観ると、サーシャムとの対比でクマのデカさが分かる。

これへ突撃ってさぁ、無茶じゃね?


しかも、これ、中型機なのよねぇ。

大型機は、どんだけデカいんやねんっ!


館内が騒めく。

後輩がさ。

「先輩っ!

 それっ!無茶っすぅぅっ!」って絶叫。

いや、ウッセイよっ!


まぁな、俺も無謀だとは思ったよ、うん。

マチルダさんからのさ、焦ったような指示がないとやらんわさ。


いゃぁ〜、何とかなるもんだねぇ。

ヒヤヒヤするシーンが続いてさ、観てるだけで疲れるぞっ、と。


いや、操縦してっよりさ、外から観てる方がハラハラして疲れるんじゃね?

肩パッドを飛ばされた際にはさ、館内に悲鳴がね。


何気に女性客が居るんだな。

休みだからか?

野郎の汚い叫び声よりさ、女性の黄色い声の方が良いねぇ。


俺が苦戦しつつクマ討伐を終えると、館内にホッとしたような空気がさ。

しかし…どんだけ観に来てんだ、これ?


ゲーセンはさ、満員御礼ってな。

ギチギチじゃないんだが、結構な人出だわ、これ。


俺がゲームを始める時は、ここまででは無かったんだが…

何かあったんだろうか?

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