0019
移動を開始したらな、マチルダさんからさ。
「エネルギーライフルを使用してもよろしかったので?」って確認がさ。
まぁ序盤でエネルギーをバカ喰いするエネルギーライフルの使用だからな。
「できれば使いたくはなかったんだがな」
「では、何故?」
何故って、そりゃなぁ。
「実弾だと、一撃で落とせんだろ?」ってな。
敵機が少なければ、実弾や実剣での対応が望ましいだろう。
だが、実剣だと確実に囲まれるだろうな。
実弾だと一撃撃破は叶わないと思われる。
その場合は接敵され、やはり囲まれることにな。
集団に囲まれての戦闘は、明らかに不利だ。
そうならないためには、接敵する前に敵を減らす必要があるだろう。
だからこそ、一撃で倒せるエネルギーライフルだったわけだ。
そう説明すると、マチルダさんも納得したようだったよ。
「支給時に受けた説明だと、実弾を使うライフの威力がさ。
もう少し威力が高ければ良いんだが」
「それは仕方ありませんわ。
討伐ポイントを貯めてライフルのクラスを上げて頂くか、特殊弾をご購入頂くしかないですわねぇ」ってさ。
世知辛い世の中だぜ。
そんな話しをしている間ににもな、敵さんは現れるわけで…単騎ならば極力実剣で、複数機なれば実弾ライフってな。
実弾ライフは、やはり威力に劣る。
1機倒すのにな、2、3発は必要となる。
たまに急所へ着弾し、一撃にて撃破できるが…流石に稀だな。
っと、大鹿?エルクか?
サーシャムが騎乗できるクラスの敵がな。
鋭利で巨大な角と、硬い蹄がヤバそうだ。
って、いやな。
レーザー攻撃って、アータさぁ…そんなんアリかぁぁっ!
咄嗟に避けたが、アレはヤバかった。
地形が変わっとるやんね。
初見殺しか?
良く避けたな、俺。
レーザーを放つには、タメが必要らしく乱発はして来ない。
かと言って、近付くのは危険だな。
ありゃぁ、結構俊敏に動くぜ。
角に引っ掛けられでもしたら、タダでは済むまいな。
後ろから近付くのは下策。
後ろ足にて蹴られでもされたら、一撃で大破だろう。
前からは角もだが、前足にて踏み付けられたらさ、中破位のダメージを受けるだろう。
そう考えると、迂闊に近付けない。
エネルギーライフは、エネルギーを消費しすぎる。
シカ型が点在するのが見受けられるため、バカスカ撃っていたらさ、サーシャムの移動エネルギーも消費してしまう。
帰投も怪しくなるだろう。
なので実弾ライフルが主武器となるのだが、弾も無限ではない。
いやさぁ、ゲームなんだから、有限はないんじゃね?
支給される弾薬には規定数が決まっているから、増やすにはポイントを貯めろと?
…かぁぁっ!ゲームだってぇのにぃ、本当に世知辛ぇっ!
胴体は硬すぎてダメージが通らない。
だから頭部を狙う。
目と角の根元に着弾したのが、ダメージとなったみたいだ。
だから…狙う!
ってもさ、俺の腕で当たる訳ねーじゃんね。
だがな、機械的な補正が掛かるため、なんとか目を潰し、角を根元からへし折ったぜっ!
これでだ、射撃のコツがさ。
なんとなくだが分かったので、前足の付け根を狙ってみる。
おおっ!
有効弾っとなったみたいだなっ!
動きが鈍ったぜっ!
後は接近し、実剣にての攻防にさ。
なんとかノーダメにて撃破したが…結構、キツかったぜっ!




