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セイラさんが言うには、だ。
確かに重量制御と慣性中和の装置が、サーシャムのゴックピットには仕込まれては、いるそうだ。
だが、その限界は、操縦者が普通にサーシャムを操縦できる範囲らしい。
巨大人型兵器サーシャム。
その腹部へ設けれたゴックピット。
そこは、ビルに例えるならば4、5階辺りか?
そんな場所が、サーシャムが歩くたびに上下する。
走ったり跳んだりしたら、操縦者が上下へ振り回される距離は!
戦闘など行えば、前後上下左右にと。
ゴックピット内は、まさに攪拌機状態となる。
コレを防ぐのが、重力制御および慣性中和を行う装置だ。
先に告げた通り、コックピット内には凄いGが掛かる。
それを制御中和して、人が操れるようには、している。
だが、その制御できる範囲は決まっているそうな。
そう、俺が行った高速での三次元立体軌道など、適応範囲外らしい。
「なのに、なんで武将は、無事なんです?」
そうセイラさんからな。
いや、知らんがなぁ。
『それは、同調率のせいかと?』
ん?
誰?
っか、この声って。
「セントラルサーバか?」
『はい、お久しぶりです。
コチラからの接続が、困難となっておりまして。
諸々が済みましたので』
ああ、ウチのホームサーバと一緒にしてたヤツかな?
『さて、重力制御と慣性中和の装置ですが、公開スペックは下げております』
ん?
そうなんだ。
だが。
「なぜ、そんなコトを?」
意味が分からんのだが?
『今のスペックで、十分機能しているコトと、本来スペックを公開しても意味がないためですね』
はい?
ますます、意味が分からんのだが?
「いやいや。
公開しても意味がない?
それこそ、訳が分からんなだが?
なんで、意味がないんだよ」
高機能なんなら、スペックを晒せば良いだろうに。
『標準を超えた場合、制御が厳しくなるのですよ。
使用者に合わせ機能制御を行う必要があります。
下手に重力制御と慣性中和は、使用者へ負荷が。
そのため、使用者への負荷が掛からない範囲となります。
この制限を外すには、使用者の状態把握が、必要ですね。
つまり同調率で、使用者に対する把握状態が変わります。
アキラ武将の同調率は、100%を超えております。
そのため肉体状態が把握され、適切に発動するのです。
この度の状態は、まさに、その状態となります』
そうセントラルサーバが説明するとな。
「いやいやいや。
情報多いからぁ!
と言うか、同調率が100%超え?
え?
100%って、超えるものなのぉ!」
セイラさんが、パニックを。
まぁ、そうなるかぁ。




