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サーシャムのバーニア、スラスター、ホバーにローラーを駆使しつつ、左右上下、高低を変えつつ。


昔に読んだ漫画にて、異変抜⬜︎霞斬りちゅうヤツがなっ。

アレってさ、左右のどちらから刀が来るか。

それを見失わせて、霞が、ごとく、ってな。


俺はさぁ、機動力を生かした立体軌道をさ。

残像が残るが、ごとく、てぇヤツをだねぇ。

まさに、霞が如く、姿が霞んで見えるてか?


そして高速で近寄り、装甲の隙間をぉ、斬る!

刀じゃ無く、実剣は西洋剣なのが残念だがな。

確実に装甲の間へ刃が入り込み、内部を切り裂いた。


しかも、すれ違い様に数十箇所ほどをな。

動きが鈍ったか?

追撃のチャンスかね?


って、ん?

はい?

なんか、誘爆してないか、アレ。


「マチルダさん」

「なんてしょうか?」


「アレって、荒野越えの時に現れたヤツと、同じ機獣かと思ったんだが?

 コッチのクマ型って、カナリ劣るのか?」


弱すぎねぇか?


「いえ?

 前に遭遇した熊型の機獣より強い機種となりますね。

 っと言うかですね」

なんだろ?

「今、どの様に?

 一瞬ブレたかと思ったら、熊の後ろへですね。

 サーシャムには短距離ワープ機能はないハズですが?」


「ちょいとマチルダ。

 落ち着きなよ。

 だいたい、惑星内でワープなんか使ったら、大惨事だからね!」


えーっと、誰?


「ちょっと、セイラ!

 アナタは、キャンディ大尉のナビゲーターでしょ!

 コチラの回線に割り込まないでくださる?」


「硬いコト、言いっこ無しさね。

 しかし、短時間にエネルギーを絞りつつ、爆発的な移動は凄いね。

 やはりエネルギー消費を意識して?」


おおぅ。

セイラさん、ったか?

俺の姿を追えてたんだなぁ。


「まぁな。

 今回は背後に船も在るし、補給艇も二台随伴してるから、エネルギー切れの危険はないだろう。

 だが、エネルギーや弾薬を、バカスカ使う癖てぇのは、頂けねぇ。

 節制できるならば、なるべく節約し、保持に努めないとな。

 いつ不足すっか、分からんだろ?」


荒野越えん時ゃあヒヤヒヤしたかんなぁ。


「しかし映像を超スロー再生して、ようやく武将の姿が追えたんですが?

 身体の方は大丈夫なので?」


ん?

あれ?

「あっ!

 映像をスロー再生すれば、確認がっ!」


いや、マチルダさん?

なんか割り込まれたんだが。

ふぅ。

まぁ、良いか。


「身体は別に、なんとも無いが?

 っか、重力制御装置と、慣性中和装置が有るだろ?

 アレで身体に掛かる負荷は軽減されてるハズだが」


なにが言いたいんだ?


「いやいや。

 限度がありますって!

 あの速度領域だと、中和仕切れてないハズなんですけど!」


そうセイラさんとやらがな。

どう言うこったい?

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