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アンソニー大尉が入って来てから、テーブルへ朝食を置く。


ん?


銀シャリに吸い物。

干し魚の炙りとベーコンエッグ。

サイコロステーキ。

温野菜とフレッシュサラダ。

カットフルーツの盛り合わせ。

牛乳とオレンジジュースにコーヒーがピッチャーで。


多くね?

っと思ったら、三人前ってね。


遅れて入って来た美人さんが、席前へと。

熊?オーガ?との対比が。


このスレンダーな美女。

騙されてはならないぞ!

彼はキャンディ大尉だ!


そう、男性なのだよ、コレがあっ!?

俺はベッドから降り、制服へ着替える。


洗面所へ行き洗顔をな。

その後で席へと着いた。


それで、ようやく二人が席へと。


「しかし、大佐は変わってやすなぁ。

 普通は下士官と一緒に飯を食わんですが?」


「いーんだよ。

 一緒に戦場で戦う同志だろうが。

 背中を預けるんだ。

 飯くれぇは、な」


そう言ってみた。

つうか、俺が言いそうなセリフをな。

多分だが、このストーリーへ反映されてっだろうよ。


なぜか?


それはな、同調率の高さから、AIが思考を察してストーリーへとな。

まぁ、予測に過ぎんが、恐らくは合っているだろう。


しかし、美味いな、コレ。

俺は銀シャリだが、二人はパンだな。


キャンディ大尉はロールパンを小さく千切りながら。

アンソニー大尉は、厚切りバケットをカリカリに焼いたヤツだな。


俺は銀シャリへベーコンエッグを乗せ、身を崩して玉掛けご飯風に。

醤油も、出汁醤油が用意されてんぞ。


しかし、味の再現が凄いな。

っか、ん?


「コレらの食材って、合成素材だよな?」

「そうですぜ。

 流石に天然由来の品は、手に入りやせんからなぁ」


だよなぁ。

このサーシャム世界では、機械が闊歩しているため生物が居ない。

なので、食材は別惑星から固形状態にされたタンパク質などを、冷凍保存して運びこまれている。


それをプラントにて培養しつつ、食材へと。

だから、ハッキリ言って美味くないんだよ。


っと、ん?

なんで俺、こんなコト知ってんだ?


『精神同調によるAIからの補正ですね』


!?

ホームサーバ!?

なんで、ゲーム内の俺へ話し掛けとるんだっ!


『愚問ですね。

 インカムを付けた侭ですし、モバイル経由での接続もです。

 さらに、ココのAIは、私の管理下ですので』


つまり、バーチャルなゲーム環境になったから?っと?


『そうなりますね』


えっ!?

いま俺、声に出してたか!?


『ふう。

 精神同調によるバーチャル環境ですよ?

 マスターの内心など、ダダ漏れですが』


マジかぁ!

考えとるコトが、すべて?


『YES、イエス、YES』


おまえは、どっかの漫画に出る主人公かぁっ!

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