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っと、アンソニー大尉が不審気に。

「どうかしやしたか?」っと。


まぁ、いきなり驚いた顔で固まれば、な。


「い、いや。

 余りにも美味かったからな。

 天然由来を、疑ったのだが。

 そうで無いならば、なにか、かとな」


誤魔化せたか?

無理やりだったが?


「ふむ。

 そうでやすな。

 これ、大佐の功績でやすがね」


はい?


「いや、意味が分からんのだが?

 俺が、いつ頃に、なにをした?」


心当たりがなぁ。

なんだろ?


「あれでやすよ」

どれ、だよっ!


「クラゲの機獣を狩ったでやしょ?」

ん?

そう言えば・・・


「たしかに、そんなコトがあったなぁ。

 それが?」


意味が分からんのだが?


「いやいや。

 こん惑星では、タンパク質は貴重なんですぜ。

 一部の植民コロニーでは畜農が始まってやす。

 ですが、全体へと行き渡る数じゃありやせん。


 ましてや、海上移動しとる艦船へなるとですな。

 普通は、冷凍した合成タンパクを使うんでやす。

 そこへ、新鮮な獲れたてのタンパク質がですな」


ん?

っうコトは?


「コレって、もしかして?」


「もちろん、大佐が狩られたクラゲですわよ。

 それを分解加工して、様々な食材をですね。

 鮮度が良いとですぬ。良い品が出来ますの。

 皆が絶賛してましてよ」


キャンディ大尉が、そんなコトをな。

っうかさ。

見た目も、声も、仕草まで、完全に女性なんだが?


この人、男性なんだよなぁ。

世の中の神秘を垣間見たよ。


って、ん?

コレってサーシャムつうゲーム内だから、実在しないよな。

なぁーんだ。

単なる架空の話しか。


『彼の元になった人物が存在しますが?』

はい?

『つまり、彼と同じような人物が、実在しますね。

 まぁ、現実の方が、女性らしいですが』


マジかぁ!


そんなん話しながら、朝食を終える。

っか、さっき2度目の朝食を食ったばかりなんだがな。


「さて、もう直ぐで、浮遊大陸へ着くそうですぜ。

 上陸しやしたら、一旦は停泊するそうですなぁ。

 そうしやしたら、索敵を依頼されるでしょうな」


まぁ、何が潜んでっか分からんからなぁ。

ベースまでの範囲をクリアにしとかんと。


「しかし、この部屋は豪奢ですわねぇ。

 私なんて、アンソニー大尉と同室ですわよ。

 狭いし二段ベッドですわねぇ。


 おまけに、怪獣が吠える地響きのような、アンソニー大尉のイビキ付きですから。

 本当に羨ましいですわねぇ」


「生理現象なんだからよぅい。

 仕方あんめぇい?」


「いやいや。

 限度がありますわよ。

 それに、周囲からの苦情を私に任せるのは、止めていただけません?」


相当なんだなぁ。


「仕方ねぇだろ。

 俺見たら青い顔で逃げやがるんだからよぅい。

 まったく、失敬なヤツらだぜ」


あー

文句言いたいが、熊鬼が怖くて言えないと?

ま、そりゃそうか。

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