0125
っと、アンソニー大尉が不審気に。
「どうかしやしたか?」っと。
まぁ、いきなり驚いた顔で固まれば、な。
「い、いや。
余りにも美味かったからな。
天然由来を、疑ったのだが。
そうで無いならば、なにか、かとな」
誤魔化せたか?
無理やりだったが?
「ふむ。
そうでやすな。
これ、大佐の功績でやすがね」
はい?
「いや、意味が分からんのだが?
俺が、いつ頃に、なにをした?」
心当たりがなぁ。
なんだろ?
「あれでやすよ」
どれ、だよっ!
「クラゲの機獣を狩ったでやしょ?」
ん?
そう言えば・・・
「たしかに、そんなコトがあったなぁ。
それが?」
意味が分からんのだが?
「いやいや。
こん惑星では、タンパク質は貴重なんですぜ。
一部の植民コロニーでは畜農が始まってやす。
ですが、全体へと行き渡る数じゃありやせん。
ましてや、海上移動しとる艦船へなるとですな。
普通は、冷凍した合成タンパクを使うんでやす。
そこへ、新鮮な獲れたてのタンパク質がですな」
ん?
っうコトは?
「コレって、もしかして?」
「もちろん、大佐が狩られたクラゲですわよ。
それを分解加工して、様々な食材をですね。
鮮度が良いとですぬ。良い品が出来ますの。
皆が絶賛してましてよ」
キャンディ大尉が、そんなコトをな。
っうかさ。
見た目も、声も、仕草まで、完全に女性なんだが?
この人、男性なんだよなぁ。
世の中の神秘を垣間見たよ。
って、ん?
コレってサーシャムつうゲーム内だから、実在しないよな。
なぁーんだ。
単なる架空の話しか。
『彼の元になった人物が存在しますが?』
はい?
『つまり、彼と同じような人物が、実在しますね。
まぁ、現実の方が、女性らしいですが』
マジかぁ!
そんなん話しながら、朝食を終える。
っか、さっき2度目の朝食を食ったばかりなんだがな。
「さて、もう直ぐで、浮遊大陸へ着くそうですぜ。
上陸しやしたら、一旦は停泊するそうですなぁ。
そうしやしたら、索敵を依頼されるでしょうな」
まぁ、何が潜んでっか分からんからなぁ。
ベースまでの範囲をクリアにしとかんと。
「しかし、この部屋は豪奢ですわねぇ。
私なんて、アンソニー大尉と同室ですわよ。
狭いし二段ベッドですわねぇ。
おまけに、怪獣が吠える地響きのような、アンソニー大尉のイビキ付きですから。
本当に羨ましいですわねぇ」
「生理現象なんだからよぅい。
仕方あんめぇい?」
「いやいや。
限度がありますわよ。
それに、周囲からの苦情を私に任せるのは、止めていただけません?」
相当なんだなぁ。
「仕方ねぇだろ。
俺見たら青い顔で逃げやがるんだからよぅい。
まったく、失敬なヤツらだぜ」
あー
文句言いたいが、熊鬼が怖くて言えないと?
ま、そりゃそうか。




