0121
サルトビを終え、アーマードから出る。
以前は、補助が必要だったのだがねぇ。
うん、自力で楽々と。
っか、汗一つ掻いてない。
「こんなに簡単だったか?」
思わず口から。
そんな漏れた言葉にな。
『今のマスターであれば、当然かと。
ただ、身体能力だけです。
護身術などを、身に付けていただきますね』
いや、それってさぁ。
「決定事項?」
『もちろん』
もちろん、なんだぁ。
「なぜだ?」
『マスター?
現状を理解されて、おかれます?』っと。
いや、現状?
なんじゃらほい。
「なんか有ったけか?」ったらな、呆れられた。
なぜ?
『マスターは様々な国や富豪、企業に狙われております。
犯罪組織にもですね』
あっ!
「同調率のせいかっ!
そうだったな」
『ふぅ。
お気楽ですか?』
「なんだよ?」
気分悪いなぁ。
『マスター?』
「なんだ!」
『マスターは、若返り超人化しております。
それは、人が欲する力と思いませんか?』
え?
あ、え?
ええぇぇぇっ!?
た、確かに。
その考えは、無かったわっ!
っか、ん?
「護身術を身に付ける必要は、分かった。
けどさぁ」
『けど、なんです?』
「なんで、いまさら?
今迄は、言わなかったよな?」
そう尋ねたらな。
『当たり前です!
運動不足な小太り中年男に、高度な護身術など、身に付けられますか?
訓練する基礎に、年単位で時間が必要となりますからね。
あの時点で身に付けれる護身術など、現状では焼石に水ていどにも、なりませんでしたから。
時間の無駄でしたので』
いや、酷くね?
っても、事実だから、仕方ないけどさぁ。
『ボディガードは付きます。
ですが、マスターが護身術を身に付けられれば、生存率が上がりますので』
ん?
生存率?
「いや、拉致の危険じゃなかったか?」
『世の中には、色んな人や組織がですね』
ん?
なにを?
『手に入らず、他に奪われるならば、殺してしまえ!っと』
そんな、短絡的なっ!
「マジで、そんなヤツらが?」
『複数の組織にて、その動きがですね。
アレらは、雨の後筍の如くと言うか。
そうですね。
一匹見付けたら、でしょうか?』
ああ、ポコポコと?
『電子的および物理的に潰しておりますが、世界規模となると、世に対する影響が、ですね。
世界が混乱し、世界大恐慌が発生しても困ります。
なので、ドコかの物語り主人公みたいに、悪だから斬るなど、できませんので。
補填できないなら王族を斬る?
ドコの蛮族ですか!
まったく、迷惑極まりない!』
い、いや、さぁ。
「なんの話しだ?」
意味が分からんのだが?
『コチラの話しです。
気にしないでください』
気になるわっ!




