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サルトビを終え、アーマードから出る。

以前は、補助が必要だったのだがねぇ。


うん、自力で楽々と。

っか、汗一つ掻いてない。


「こんなに簡単だったか?」

思わず口から。


そんな漏れた言葉にな。

『今のマスターであれば、当然かと。

 ただ、身体能力だけです。

 護身術などを、身に付けていただきますね』


いや、それってさぁ。

「決定事項?」


『もちろん』

もちろん、なんだぁ。


「なぜだ?」

『マスター?

 現状を理解されて、おかれます?』っと。


いや、現状?

なんじゃらほい。


「なんか有ったけか?」ったらな、呆れられた。

なぜ?


『マスターは様々な国や富豪、企業に狙われております。

 犯罪組織にもですね』


あっ!

「同調率のせいかっ!

 そうだったな」


『ふぅ。

 お気楽ですか?』

「なんだよ?」

気分悪いなぁ。


『マスター?』

「なんだ!」

『マスターは、若返り超人化しております。

 それは、人が欲する力と思いませんか?』


え?

あ、え?

ええぇぇぇっ!?


た、確かに。

その考えは、無かったわっ!

っか、ん?


「護身術を身に付ける必要は、分かった。

 けどさぁ」

『けど、なんです?』

「なんで、いまさら?

 今迄は、言わなかったよな?」


そう尋ねたらな。

『当たり前です!


 運動不足な小太り中年男に、高度な護身術など、身に付けられますか?

 訓練する基礎に、年単位で時間が必要となりますからね。


 あの時点で身に付けれる護身術など、現状では焼石に水ていどにも、なりませんでしたから。

 時間の無駄でしたので』


いや、酷くね?

っても、事実だから、仕方ないけどさぁ。


『ボディガードは付きます。

 ですが、マスターが護身術を身に付けられれば、生存率が上がりますので』


ん?

生存率?


「いや、拉致の危険じゃなかったか?」

『世の中には、色んな人や組織がですね』


ん?

なにを?


『手に入らず、他に奪われるならば、殺してしまえ!っと』

そんな、短絡的なっ!


「マジで、そんなヤツらが?」

『複数の組織にて、その動きがですね。

 アレらは、雨の後筍の如くと言うか。

 そうですね。

 一匹見付けたら、でしょうか?』


ああ、ポコポコと?


『電子的および物理的に潰しておりますが、世界規模となると、世に対する影響が、ですね。

 世界が混乱し、世界大恐慌が発生しても困ります。

 なので、ドコかの物語り主人公みたいに、悪だから斬るなど、できませんので。


 補填できないなら王族を斬る?

 ドコの蛮族ですか!

 まったく、迷惑極まりない!』


い、いや、さぁ。

「なんの話しだ?」

意味が分からんのだが?


『コチラの話しです。

 気にしないでください』


気になるわっ!

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