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自宅から出て、っても、ビルの廊下なんだがな。

さて軽く階段で。


『マスター』

なんだ?


「どうした?」ったらな。

『エレベーターを、使ってくださいね』

だってさ。

なんでだぁ?


『今から、体力の測定を行う訳です。

 なのに、階段で移動するのですか?

 無駄な体力消耗の意味が不明です』


あー

確かに?

ウォームアップにもならん、っと思うのだが。

だが、体力測定前にするコトじゃ無いわなぁ。


「分かったよ」

そう告げてからエレベーターへと。


ん?

エレベーターに乗るならば、当然、動く歩道にも?

んな訳ない。

あの速度は安全性を鑑みるに、妥当ではあるんだ。

だがなぁ。

ハッキリ言って、俺が、ゆっくり歩くよりも遅い。


アレで移動すると、かなりストレスが溜まるんだ。

だからさ。

普通に歩いて移動してんよ。


直ぐにエレベーターホールへと。

この階に住んでいるのは、俺だけみたいだ。


以前は研究エリアにて、研究員の出入りが。

ウチのホームサーバが、実験を代わってさ。

施設管理を含んで、ドロイドで、色々とね。


だから、滅多に人が来ない、フロアになってたんだ。

それがさ、今では立ち入り禁止エリアになってるよ。

俺と言う存在自体が、機密あつかい、らしくてなぁ。


だから、俺以外はエレベーターが止まるコトもない。

階段の扉も、俺以外が、開けるコトはできないんだ。


まぁ、荷物の搬入出はあるが、それはドロイドだし。

つまり、人は招かれない以外に、立ち入れないのさ。


エレベーターも、無人にしてから、回って来るんだ。

で、乗ったら一気に目的フロアへ。

今回は地下二階だな。


途中のフロアはスルーしてんよ。

待ってる人には迷惑だろうがな。


地下二階へ着くんだが、人の気配がない。

機械が動いているのは、感じるんだがな。


検査フロアには、デバイスの案内表示で。

入ったんだが、人の姿が見えないんだよ。


受付にはドロイドがな。

結構な精度で造られているから、人と見分けが付かない。

普通ならな。


今の俺には、人とは違う動きや仕草で、直ぐにな。

なんか、前より粗が分かるんだが?


「お待ちしておりました。

 アチラのロッカールームへ、運動着をご用意しております。

 そちらへ着替えてから、測定エリアへ、お進みください」


あ、さいで?

では、指示された部屋へ行きますか。


この鍵のロッカーだろうな。

お、これか?


ふむ。

短パンにランニングシャツ、靴下にスニーカー、かぁ。

をい。


「なんで、寸法ピッタリやねん?」


『マスター専用に誂えたからですが?

 ちなみに、最新技術の固まりです』


優遇され過ぎてて、怖いわっ!?

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