0117
嶋咲さんと廊下にてバッタリってな。
「速いですなぁ。
っと言うか、早過ぎませんか?
エレベーターだけでも、この時間では無理では?」
目を白黒と。
まぁ、エレベーターを使い、廊下を走って来ても、この時間では着かんだろうよ。
俺の息は全く乱れてないし、汗も掻いてない。
衣服の乱れも、まったくな。
「いや、そのですな。
なんか、身体の調子が異様に良くなりましてね。
なんと言うか、身体を動かしたい衝動がですな」
「えーっと、どう言う?」
戸惑ったように嶋咲さんが。
なのでな。
「いや、エレベーターを使わず、階段を使って移動しましてね。
廊下も軽く走ったりしまして。
ちと、大人気ない気もですな」
汗顔のいたり、てぇヤツかねぇ。
つい、衝動に、身を任せちまったぜっ!
「それは、それは。
しかし、羨ましいですなぁ」
ん?
「何がでしょう?」
意味わからんぞ?
「いや、この歳になりますと、昔ほど身体が動きませんで。
走るのもですが、階段での上り下りもですなぁ。
それを、わざわざ行うほどの体力ですか。
実に、ですね」
そう告げながらオフィスへと。
まぁ、廊下で何時までも話すコトではないだろう。
なので、俺も続いてオフィスへと。
「しかし、我ながら考えが浅かったか。
なんか、衝動に任せ動いてしまった。
まるで、若造みたいな考えなしだな」
思わず呟くとだ。
『若返った体に、思考が引っ張られたのでは?』
ホームサーバから、そのような指摘がな。
そう言えば、身体の燃えるような感じを。
これを発散させたく、ついつい、だなぁ。
オフィスへ入ると、嶋咲さんは打ち合わせエリアへと。
このオフィスへは、小規模な打ち合わせスペースがな。
その一つへ向かい。
「ここで宜しいですかな?」っと。
オフィスは無人だったから、俺たち二人しか居ない。
なので、別に打ち合わせスペースを使わなくてもな。
まぁ、形式的なことなのだろう。
「構いませんよ。
それで、お話しは何でしょう?」
そう告げたらな。
「まずは、ですな、体力の測定を行って頂きたいのです。
地下二階の、何時もとは違う場所にて行って頂きます。
そこで生徒が行うような感じの、測定をして貰いたい。
その後、サルトビのコースへ、挑んで欲しいのですよ」
はい?
いやいや。
「アーマードでヤッたヤツですよね?
アレを、人の身で?」
出来るかぁっ!!




