0115
医師によると、俺に発生した現象は再現不可能らしい。
それは何故か。
実は、筋肉の微細断裂、コレの修復がキーだと思われるらしい。
だが、筋肉な微細断裂など、普通は起こらない。
筋肉痛などは、筋肉の微細断裂に相当するが、そのレベルでは無いのだとか。
普通ならば、アーマード内にてミンチになっているレベルなんだと。
ちょっと、待てぇ!
えっ!
いや、ちょっとぉ!
こわ!
これ、アーマードの重力制御や保護フィールドにて、肉体が保護された可能性が。
だが、同調率が高くないと、このクラスの保護は無理らしい。
そして、同調率が高い者は、アーマードから降りても、保護フィールドが被膜のように、しばらくは維持されるのだとか。
まぁ、徐々に拡散してしまうので、一気に消えて保護が無くなるコトはないらしい。
そうなってたら、俺は生きて無かったらしいな。
つまり。
「この筋肉超微細断裂を起こし生き残れるのは、精神同調装置との同調率が高い方のみですな。
普通の方が同じコトをしたら、アーマードの中でお亡くなりになるでしょう。
まぁ、その前にアーマードの安全装置にて、アーマードが停止するでしょうが」
な、なるほどなぁ。
っか、さぁ。
「なんかアーマードについて詳しくないですか?」
医師が知る範囲じゃ無いだろ、これ。
「ああ、私はサーシャム開発にて、医療方面からサポートしているスタッフの一人ですので。
アーマードに関する技術は、サーシャム開発へフィードバックされております。
その関係にて、少々詳しくなりましてね」
少々ってレベルじゃないだろ、これっ!
「まぁ、運が良かったのでしょうな。
かなり、綱渡り的な感じでしたが」
そう指摘され、額から冷や汗が、ツゥーっと。
下手したら、アーマードの中でミンチに、か?
普通は働く安全装置が、同調率が高いために働かなかったらしい。
それは、保護フィールドに適応するため、安全と判断されたのだとか。
これ、さぁ。
降りた後に、保護フィールドが保持された状態じゃ無かったら、即死してる?
ゾクっと、しましたぁーっ!
思わぬ所に、即死罠が!
そんなん、気付けるかぁ!!
まぁ、今は問題なく健康体らしいし、良いか。
いや、良いのか?
それより、超回復っと言うか、肉体改変が成されたみたいなので、身体測定は必須らしい。
そのコトは、既に嶋咲さんへと伝わっている。
なので、この後、オフィスへ顔を出して欲しいとのコトだ。
検査を終えてから、検査着から私服へと。
メトロポリタンな狩人的ファッションへ。
いや、別のチョイスは、無かったのかね?
『急ぎで用意できたのが、その服装でしたので。
まぁ、赤いランニングシャツと短パンならば、ご用意できましたが?』
俺は、海賊王を目指さんぞ?




