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受付に現れた嶋咲さんがな。


「カラドガルグ社の嶋咲と申します」っと、受付嬢へ。

「はぁ。

 どのような?」

明らかに戸惑っているな。


「コチラの方は、武道 輝氏に間違いありません。

 それを証言しに来ております。


 また、氏はテイクリム社から貴賓扱いされております。

 そちらでも、通達されているのでは?

 失礼ないように、お願い致します」


ちょっとばかり、圧がある感じで。

いやぁ、こんな言い方もできたんだな。

何時もニコニコしてっから、意外だったよ。


「えっ??

 ですが、どう見ても十代ですが?

 三十八歳には?」


「それを踏まえての検査となります」

「はぁ?」

「アーマードにて活動され、筋肉痛どころか、筋肉断裂レベルに、ですな。

 その応急処置にて、ホームサーバ経由にて薬品が投与されております。

 また、薬湯に浸かり、その効能も受けているそうです。


 新薬なども使っており、その影響が姿に出たのだとか。

 コレは、彼のホームサーバAIからの申告となりますね」


嶋咲さんが告げると、受付嬢が唖然と。


「いや、そのレベルですと、病院搬送では?」


まぁ、当然の疑問だな。


「それなのですが、彼の身柄を狙う輩が居りましてね。

 ビルから出ると、拉致される可能性があるのですよ。

 ゆえに、そのような処置と、なったらしいのです」


嶋咲さんの説明を受けた受付嬢がな。

俺をマジマジと見てから。


「ヤッパリ、揶揄っておられません?」っと。


まぁ、気持ちは分かる。

同じ立場だとしたら、俺も、そう思うしさ。


だが。

「その方はVIP扱いとなる。

 だから即座に受付を済ますように」


奥から出て来た事務員が。


「しょ、所長!

 畏まりましたぁ!」


慌てて受付処理を。

そんな彼女を横目でみながら、所長と呼ばれた男性がな。


「ウチの受付が、失礼しました」ってね。

だからさ。


「いやいや。

 自分でも、この身なりになって戸惑ったくらいですから。

 そらぁ、仕方ないですよ。


 今は転職の準備期間でしてね。

 ウチのチームとも、顔を合わしとらんのですわ。

 顔を合わしても、私と認識されるか、困ったものです」


まったく、どうして、こうなったしっ!


「本人が、驚くレベルでしたか!?」

所長が驚く。

それへな。


「私も仰天しましたからなぁ」っと、嶋咲さんがな。


そらぁ、普通じゃないからさ、仕方ないわなぁ。

っか、外見が若返ったが、肉体が若返った訳ではあるまい。


まぁ、そうだとしても、若い外見になれる。

コレだけでも、大騒ぎになるだろうけどさ。


現に、話しが聞こえていたらしい女性からの眼差しが!

こえっ!?

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