0103
風呂から上がりリビングへと。
服を着たら、チョットばかり、ゆったりっと。
痩せた分、緩くなったか?
っか、え?
「なぁ」
『なんでしょう?』
「丈が短くなってんだが?
衣服が縮んだのか?」
セーターなどが縮むコトは、聞いたコトがある。
だが、肌着やジーパンにTシャツなんだが?
カラドガルグ社では通勤服がフリーになっている。
だから私服でも問題ないらしい。
まぁ、今は準備期間中であり、休み扱いだから私服でもな。
だとしても、最低限の身嗜みは必要だろう。
痩せたためか、衣服に、ゆとりは有るが、丈が短くてな。
足首出るは、ヘソ出しだわ、で、なぁ。
半袖だから、腕の方は、辛うじて。
だが、明らかに人に会う衣服ではない。
取り敢えずは、電話か?
そう思い、通話しようと。
『外線は、控えてください。
盗聴の危険がありますので』
!?
マジかぁぁっ!
えっ!
盗聴される程に、事態は悪化してんの?
『マスター
危機感が足りませんわね。
マスターは、世界で一人だけの精神同調率の高位者となります。
それは現代社会における革新に繋がると言えるでしょう。
機器との精神感応における同調にて、その機器を自在に操れる。
物語りなどでは、サイコミューとか言われていましたか?
その様な存在が現れたならば、国も放置しないでしょう。
まぁ、このビルは、コメコク大使館と同等の扱いとなっており、日本政府が無断で立ち入るコトはできません。
逆に日本の建屋として、コメコク側も、無断での立ち入りは禁止されております。
つまり、両国ともに政府機関が無断で押し入るコトは出来ないのです。
表向きには』
をい!
「なんだ、最後のは!」
『?
最後の、ですか?』
「表向き、っう、ヤツだよ!」
『非合法に押し入る、って、ヤツですね。
私が手配したドロイドが、全て捕縛しております。
簀巻きにして当局へ引き渡しておりますね』
マジかぁ!
『はい。
ビル管理会社が、ですが』
はぁ?
『賊に押し入られ、ドロイドが捕縛したと、そう通報しておりますね。
慌てて回収に来ておりましたよ』
あー、管理会社ご一同様、ご迷惑をお掛けいたします。
そんなん話していると、玄関のインターホンが。
誰だ?
今から嶋咲さんへ、連絡するんだが?
したらな。
「嶋咲です。
今、よろしいですかな?」っと。
へっ?
いや、嶋咲さん?
いや、なんでぇ?
『私から連絡しておきました。
重大事項が発生した、っと、伝えましたら、速かったですねぇ』
!?
なんしとんならぁっ!
「嶋咲部長、なんか変な連絡が行ったみたいで、申し訳ありません!
直ぐに開け!」
開いとるやないかぁーい!
ドロイドが、向かい入れとるしぃ!
好き勝手にし過ぎだっ、コラァっ!




