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慌てて玄関へと。

内側の玄関に辿り着き、靴を履いてからドアを開ける。

そして玄関ホールへと。


いや、何言ってんだあ?って、思われるかもしれんがな。

居住区の玄関と、ビル廊下側の間にホールがな。


コチラは土足で立ち入るコトが出来るスペースとなる。

外からの客を一時的に持て成す空間でな。

隣接して部屋が複数ほど。


ココって、男女別の化粧室てぇか、トイレがな。

完全に個人宅レベルの施設では、無いんだが?


で、玄関から出てホールへ行くと、隣接ルームに嶋咲部長が。

茶菓子が出されており、戸惑ってんなぁ。


「あ、武道さん。

 武道さん?

 おや?

 え?

 武道さん、武道 輝さん、ですよね?」


盛大に、戸惑ってらっしゃる。

まぁ、十代の若者にしか、見えないからなぁ。


「はい。

 武道 輝です。

 なんか、アーマード使って、筋肉痛になったのを治すのに使った品が、影響しましてね。

 痩せるは、筋肉質になるは、顔が若返るは、って、感じになりまして。


 身分証などの写真からしたら、別人みたいになってしまいましたよ。

 これ、流石に報告しないと、って、思いまして」


なんとか、理解したコトを口にな。

そんな言葉を聞いた、嶋咲さんが。


「えっ!?

 いや、そんなコトが?

 確かに、言われてみたら、武道さんの面影が。


 こんな物語り、みたいなコトが、実際に起こるんですか?

 流石にテレビ局みたいなマスコミは、このビルへ入り込めませんし。


 意味も無く、騙す理由もありませんか。

 しかし、それだけ身姿が変わると、身分証明が厳しいかと」


そう嶋咲部長が告げるとな。


『ピー

 ホソク イタシ マス。


 イゼン ノ カオ ニンショウ システム ニ オケル ニンショウ ハ フカノウ。


 デスガ ゲンダイAI  ガ カイザイ シタ バアイ 二 オケル ニンショウ ハ カノウ。


 ブドウ ケ ニテ ロクガ サレタ エイゾウ ヲ トリコミ カイセキ シ ニンショウ ヲ オコナエバ ホボ100% ノ カクリツ ニテ ニンショウ カノウ ト ナリマス』


あー、ホームサーバ?

おまえ、どったのぉ?


「ふむ?

 最近は、AIによるサポートが素晴らしいですな。

 しかし、そうですか。

 昔だと、顔の認証が、厳しいレベルのハズです。


 今では、認証が可能になっているとは、知りませんでしたよ。

 技術の進歩は、素晴らしいですなぁ」


嶋咲さんが、関心したように。

ああ、外向きに、カタゴトか。


何時ものように、スムーズに喋る。

アレは、感情が有ればコソなのだ。


つまりは、だな。

俺と接するように話せば、ウチのホームサーバが普通でないとバレる、って訳なんだ。

だから機械みたいなカタコトで。


なぁーんだ、ちゃんと考えてるじゃん。

ウチのホームサーバAI!

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