表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/50

第21話 ウォール街降人警報




 ウォール街には人が降る。

 飛ぶのは、主に穀物先物のトレーダーが多いだろう。資源先物がそれに次ぐはずだ。

 穀物価格高騰は何よりも確実な事だった。そのはずだった。

 元々の不作による高値、そこにウクライナ戦争で高騰が始まり、インド、パキスタンの異常熱波が拍車を掛けた。アメリカ国内でも作況の低下が予想される気象傾向で、高値要素はあっても、安値要素が何もない。

 そんな状況を一変させたのが『ダンジョン』だ。

 ブラック・フライデーの始まりは、同盟国日本のおかしな会見だった。

 エンペラーがダンジョンを語るおかしな会見はオカルトだ。

 AIはダンジョンの情報の全てをフェイクと判断した。

 オカルトだし当然だ。

 しかし、それが事実であると、判明した。

 AIの判断を変えるのは思ったよりも大変だった。

 判断の基礎の基礎になる情報を変える必要がある。結局、AIを一度停止させた。

 それは取引の中断を意味する。

 AIが復帰した時、既に、ブラック・フライデーは終わろうとしていた。

 主任トレーダーも兼ねる社長の顔が青い。

 AI判断による安定した取引がウリの、利益をあまり重視しない会社。

 そんなトレーダーに金を預けるヤツがいるだろうか。

 ここの出資者のスジは良くない。

 元々がマネーロンダリングが目的の金だ。儲からなくても問題はない。手数料も高いしプレッシャーはない。儲からなくても問題ない、天国のような仕事だ。儲からなくても問題ないが、大損ならどうだろう。

 真っ当なスジの金なら会社が潰れるだけだ。

 ここは違う。

 彼は飛ぶだろう。

 生命保険の受け取り名義人を変えて。

 彼の家族に送るメッセージを考えなくては。

 さて、この混乱の中でAIシステムエンジニアを雇ってくれる会社があるカネェ。

 ああ、それでダンジョンなのか。

 ううん、俺もまだ若いし、一度、体を動かして稼いでみるのも良いか。

どうにも話が膨らみませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ