でもでもでもでも、全身を小刻みにプルプルと震わせてるセタちゃんを見てるだけで、ラーメンどんぶり10杯分のご飯は軽く行けると思うの!!
御馳走様だよ、セタちゃん!!
グッジョブ!!
玄武
『 エノは耳が遠いからな。
小声の囁きは聞こえないだろ 』
エノ
「 小声の囁きなんて、私じゃなくても聞こえないからね!!
──たく、セロと玄武の聴力は化け物並みね!
其にしたって、私の弟に “ 残飯でも漁ってろ ” なんて良くもそんな酷い事!!
アンタが残飯を漁りなさいよ!! 」
セロフィート
『 店員さんには有言実行していただきましょう 』
エノ
「 有言実行??
残飯でも漁らせる気?? 」
セロフィート
『 残飯は流石に…。
ワタシも鬼ではないですし 』
オーナー
「 あ…あの……一体何をさせる気なんでしょうか…? 」
セロフィート
「 ワタシ達のセタに出した料理をセタの代わりに完食してください 」
エノ
「 えっ?? 」
玄武
『 名案だな。
“ 客に出す料理 ” と言うのは、 “ 店員も安心して食べれる料理 ” と言う事だ。
ワタシもセタの代わりに其の店員には是非とも完食してもらいたいものだな 』
エノ
「 ちょ、一寸ぉ……幾らなんでも流石にそれはやり過ぎじゃないの?
セタちゃんだって、口を付けた訳じゃないんだし… 」
玄武
『 エノは優しいな。
可愛い弟が、「 虫の死骸と毛髪の入りの料理を食べろ 」と言われて提供されたんだぞ。
セタへの侮辱と仕打ちを許すのか 』
エノ
「 許せはしないけど、食べさせるのは違うと思うの…。
そんな事したら一線越えちゃう…… 」
セロフィート
『 御客に提供した料理です。
御客が安心して食べれるように目の前で完食していただく事の何がいけません?
此の店で提供される料理は安全であるという証明をしてほしいだけです。
──ワタシ達のセタの代わりに完食してくれますね、店員さん。
ワタシ達は料理には一切手を付けてません。
少し冷めてしまいましたけど、安心して完食してください 』
鬼かよ、アンタは?!
笑顔で柔和な声なのに妙な凄みがある……ような気がする。
セロフィートってこんなキャラだった??
………………いや、こんなキャラだった気がする。
セロフィートは独占欲…と言うか私物欲ってのか強いキャラだった。
セロフィートは毒入りの飲食物をマオきゅんに食べさせて実験台にしてたけど、マオきゅんはセロフィートの所有物だからセロフィートがマオきゅんに何をしようが、何の問題も無い訳よ。
「 人権どうした?! 」って突っ込みは受け付けられません。
だって、過去に私が書いた作品だもん。
勿論、家族にも友人にも読ませられない内容だったりするから、完全にアウトストーリーな訳で……。
自分は良いけど、赤の他人がマオきゅんの食べる飲食物に毒を盛った輩に対しては容赦はしなかった。
〈 テフの源みなもと 〉に変へん換かんする前まえに、か〜な〜り〜〜エグい仕し打うちをしていたっけ。
いや、させてた。
誰だれがそんなキャラにしたかって?
勿もち論ろん、色いろ々いろと拗こじらせていた当とう時じの私わたしでっす★
今いまのセロフィートを私わたしが止とめる事ことは出で来きなさそう……。
だって、セロフィートは間ま違ちがいなくセタちゃんを気きに入いってるから。
セタちゃんを見みるセロフィートの眼まな差ざしは、マオきゅんに向むけていた眼まな差ざしと同おなじに見みえる。
此こ処こでセロフィートの暴ぼう走そうを止とめないとヤバい事ことになりそうな予よ感かんがプンプンするぅっ!!
今いまの暴ぼう走そうしそう気ぎ味みなセロフィートを止とめられるのは、きっと私わたしじゃなくて…………セタちゃんだ。
被ひ害がい者しゃのセタちゃんがセロフィートを止とめてくれたら、きっとセロフィートだって無む茶ちゃ振ぶりを止やめてくれる筈はず!!
多た分ぶんね…。
此こ処こで肝かん心じんなのは、セタちゃんがセロフィートを止とめてくれるか──って事ことなんだけど……。
セタちゃん、お願ねがい!!
私わたしの代かわりにセロフィートの無む茶ちゃ振ぶりな暴ぼう走そうを止とめて!!
私わたしは心こころの中なかで、セタちゃんに向むかって祈いのった。